ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

金曜日夜の段階では，ああこれは間違いなくインフルエンザに当たったと思っていたのだが，その後体調は徐々に快方に向かい，今は若干の風邪症状と微熱が残るのみになっている。ただの風邪だったのかあるいはインフルエンザに勝ったのかは分からないのだが，とりあえず今のうちに書きたいことを書いておきたいと思う。

さて，相変わらず丸のFA権行使を巡る騒動についてはいろいろな声が飛んでいるところである。私から言わせれば要するに丸は金に目が眩んでそれに転んだだけという以上でも以下でもないと思うのだが，それを馬鹿にすることはできても否定することはできない。蓋しプロフェッショナルの評価というのは究極的には金であるからなのであって，だから一所懸命丸を叩くのは間違っている。もちろん，今回のFA権行使には裏でタンパリングが行われていることは推察されるため，その点を批判するのはまあやむなしというべきであるし，かつて金本知憲や新井貴浩がやったように行った先のプレスにつられてカープを悪し様に言うような言動を取ったとしたら，私も全力で批判する（その点においては，私は新井さんをまだ赦してはいない）。

まあそれはさておき。私にはカープファンの言動に納得できないものを感じている。それはある意味こういうファンがカープを駄目にしているんだということに他ならないのだが，

もっと批判されるべき「金色夜叉」が，他にいるだろう。なぜそれを指摘しない。

はっきり言うならば，それはもう松田元という男に他ならないのであって，あの男の真意を知らずしてカープを語ることは出来ないというべきである。今回の丸流出という事態を招いた大きな原因は松田元にあるのであって，そんなことはここで一から説明をせずとも明らかなのであるが，なぜか多くのカープファンはその点をスルーしている。本当におまえらアホかというしかない。そういうのに限って，一所懸命丸を叩いたり，あるいは丸の穴はもう野間で決まり，野間が丸と同じくらいの成績を残すという噴飯物の論調を張ったりしている。

これを社会科学的に考察してみると，実に面白い議論ができるかもしれない。しかし，そんなことをしている暇もないし実益にも乏しいので，今ここではやらない。ここではあえてAnarchism的見地からの仮説を立てるだけにとどめる。

要するにかつての「ジャイアンツ的球界支配」に対するアンチテーゼとしての「カープ的」なるもの，資金力に乏しいチームが育成を武器にのし上がってきたという物語が球界を席巻し始めたときに，その物語の権威付けを多くのカープファンが欲した，それが松田元であるからではないのか。

まあ，いずれにせよ私からしたらそんなもの糞食らえである。中には駄文しか書けない三流物書きのくせに松田元にすり寄りついには松田元讃美本まで書いた愚か者もいるところであるが，みんなまとめてくたばってしまえだ。え？それこそAnarchistではないかって？Anarchistで何が悪い。既成の権威などぶち壊してしまえ。ましてやその権威にすがりついてプチ権威に成り下がっているものなど引きずり下ろして鉄拳を加えてしまえ。いかん，また熱が上がってきそうなので，今日はこのくらいで筆を置くこととする。

とにかく今日こそ御意見無用。


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（後記）
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