ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

勝ったことはよい。サヨナラ勝ちというのも勢いを付ける要因になるだろう。なによりここまで苦労に苦労を重ねて緒方に冷や飯食わされ続けてきた堂林が打ったというのもよい。しかしである。敢えて身も蓋もないことをいわせていただくならば，

なにやってたんだ，いったい。

８回までの野球は最低の部類に入るものだった。防御率６点台の阿知羅拓馬相手に得点のきっかけすら掴めないという立ち上がり。ようやく長野さんが口火を切ったかと思えば，野村が耐えきれずにリードを吐き出すという始末。まあ野村に多くを期待は出来ないし，そもそも論として２-０で押し切ろうとする内容ではなかったはずだし，早い話がつまらなかった。

結果として２勝１敗でカードを勝ち越したが，そんなもの何の意味もないことは賢明な読者諸兄には自明のことだろう。断じて３タテしなければならなかったのである。３タテして初めて灯りが遠くに見えるかどうかというところだったのだ。だから，昨日の敗北は失態以上の何物でもない。本当に緒方じゃ駄目だし，「緒方的なるもの」では勝てないのだ。

この３連戦で目立ったのはドラゴンズの執念である。一方のカープ。本来ならもっと崇高な目的に向かって最後の力を振り絞るべきところ，残念ながらそれができていないとおぼしき選手が見られたのも確かだ。哀しいことである。

まあ，覆水盆に返らず。これを言い出すとペナントレースの最初から，いや緒方政権全体にわたる嫌事になってしまうので，今日は書かない。

しかし堂林，よく打った。昨日お子さんが生まれたということがプラスのモチベイションになっていることだろう。こんどこそ，チャンスを掴んで離さないでほしい。もっとも，明日は絶対緒方はスターターで起用しないだろうが，出番は必ずある。仮に一打席であっても，その一打席に執念を注いでほしい。長野さんと堂林こそ，まさに”Post OGATA-ism”の担い手となるべき存在なんだから。

絵理奈のために頑張れ。


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