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テーマ:~広島東洋CARP~(4352)
カテゴリ:今日のカープ
今年は怠惰なカープ球団にしては珍しく週末に人事が動く。今日はボルティモア・オリオールズ傘下のAAAノーフォーク・タイズに所属していたテイラー・ジェームス・スコット投手の獲得が発表されたところであるので,また例によって経歴とスタッツを紹介していきたいと思う。
まずは経歴から。生年月日は1992年6月1日の現在27歳で190cm84kgの右投げ右打ち。そしてMLBでも珍しい南アフリカ共和国はヨハネスブルクの出身である。16才でアリゾナ州スコッツデールに移住したそうだ。プロ入りは2011年,シカゴ・カブスのドラフト5位(全体159番目)指名によるものであるが,メジャー昇格は今年が初めて,メジャー通算はオリオールズとシアトル・マリナーズで13試合に登板,16回3分の1イニングスを投げて勝ち負けなく防御率14.33。まあ,まだまだこれからの選手というところだろう。 で,これからは恒例のBASEBALL REFERENCEのデータによって解析を進めていく。 AAAでの実績は3シーズンで89試合に投げて8勝8敗9セーブ,防御率4.26だから,まあ大威張りとはいえない。もっとも今シーズンはAAAの2球団通算して33試合,51イニングで3勝2敗7セーブ,防御率4.59なので,むしろこれからが旬の選手と善解することができる。1試合当たりの三振奪取率は12.0なので,三振が取れるタイプのピッチャーではあるようだ。もっともWHIP1.275は飛び抜けていいわけではないしし,そのほかも特筆すべき数字があるわけでは,残念ながらないようだ。 さて,もうひとつTHE Baseball Cubeによれば,今シーズンのストレートの球速は94.5マイルというから151kmくらいのようだが,特徴的なのは球種の割合で,シンカーが46.77パーセント,スライダーが41.94パーセントである。およそ90パーセント弱スライダーとシンカーで押していくようだ。嵌まれば面白そうだが,これだけはどうだろう。 正直言って,これまた名より実を取った獲得だろうと思う。NPBにフィットして磨き上げられれば,大化けするのではないかという期待は持っている。ただ,選手の格としては今季のレグナルト,ローレンスと同格くらいだから,あまり過信してはならないだろう。 ただし,これまたインパクトがあるとすればその顔である。正統派のいい男だ。きっと人気が出るに違いない。なに,顔も商売のうちだ。 磨けば光る,に違いない。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/12/01 10:26:03 PM
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