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カテゴリ:つれづれ
師走である。それももう5日も経過した。やがて町中に流れるクリスマスソングももういくつ寝るとに代わることだろう。そしてレコ大紅白である。時の流れは,あっという間だ。
いうまでもなくカープはオフシーズンに入り,目下の興味は補強に移るべきものであるが,残念ながら大本営発表の様子を見るにこれで編成打ち止めの匂いすら醸し出している。まことにバカバカしいというか,それに疑問を持たない向きもまたあほうというべきものだ。本当に寒々しいばかりである。一方サンフレッチェはまだ1試合残しているが,年間順位は決した。全部終わった後に思いの丈を述べたいと思うが,昨年末に述べた線からほとんど変わっていなさそうなのがまた哀しくも寒々しいところだ。 だからというわけではないが,こう言う時期こそ,自分の好きなことに没頭したい。そもそもやりたいことはいくつもあって,それをやろうと思ったら本業なんか投げ出したいくらいである。あくまで戯れ言の線を出ない話ではあるが,もしBIGで10億円当選したら,即仕事なんか投げ出して隠居したいと思う。まあ,買わなきゃ当たらないが。 今少しずつ手を広げているのは,有り体に言えば憲法である。なんとなくこのところ元憲法学徒の血が騒ぐところがあるのだ。ただ,以前も書いたところであるが,いわゆる体型書でいい本がなかなかない。とくに初心者向けに平易に書かれた本がない。だからくだらない本が書店の憲法書の棚に跋扈するのである。嘆かわしい限りだ。 今読んでいるのは,かっこよくいえば憲法概念の歴史的展開についての本である。とくに京都大学の曽我部教授と見平准教授編著の意欲作「古典で読む憲法」はよい。私が学生のときにこれがあったら,どれだけ理解が深まっただろうかと思う。まあ,私の能力ではそれで研究者になれるほどの力がついたとも思えないが。 もう一冊は,佐藤幸治教授の「立憲主義について 成立過程と現代」である。これまた佐藤幸治理論の理解の助けになることは間違いないのだが,それ以前に「立憲主義」がいかに大切なものかを指し示すものであると思われるのである。まあ,漢字も読めない自称「行政府の長」を祭り上げている向きにこそ読ませたいのだけれどもね。 他にも手がけたいことはたくさんあるのだが,手を広げていったら本当に一日が24時間では足らなくなる。今年の年末年始は少々長いし,幸いに自分の時間も取れそうなのではあるが,それでもひとつやりきるにも時間がもっと必要だ。あ,本当に仕事なんてほっぽり投げてしまいたい。そのほうが実に生産的な気がするのだが,まあこれはBIGにでも祈りをかけるしかないかねえ。 やはり古典は知恵の源泉。 BlogPeopleSIGMA People お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/12/05 10:02:01 PM
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