ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

開幕3カード終わって，5勝3敗1分け。不満がないわけではないが，開幕3カード全てアウェイ戦だったことを考えると，まあよかったのではないかと思う。とにかく1カードも負け越さなかったのがよい。とりあえずこの9試合を振り返って明日からのカードの展望を書いてみたいと思う。

まず投手陣。先発ローテーションは床田に不安が出た以外は万全に近い。大瀬良と九里は文句なし，遠藤は期待以上だ。森下は言うことなし。後はKJが次どんなピッチングをするかだろう。床田は，次回駄目ならちょっと考えないといかんかもしれない。とりあえず野村がファームで結果を出しているのであるが，やはり先発にサウスポーは2枚欲しいところであるので，床田には立て直して欲しいのである。

ブルペン陣についても，私はそんなに悪いとは思えない。まだ厳しい場面でのリリーフにはどうかと思うが，薮田も塹江も樹也もそれなりに嵌まっているようだ。タモツさんも期待値どおりのものを出している。もっとも，スコットはかなり不安だし，フランスアもいいのか悪いのか分からない。どうも佐々岡はこの二人にかなりの期待値を託しているようなので，余計に不安なのだ。それに，確たる
クローザーが固まっていないのも事実だ。場合によっては，スコットを先発に回してKJをクローザーというのも，ありではないか。

オフェンスについては，昨日の試合がようやく100点満点と言うべきだ。それまでの8試合は何やってるのと言う感じしかなかった。なにがいかんかといって，攻め手が遅すぎるのだ。先攻のアドヴァンテージは1回表にガツンと叩けることであるのに，1回の攻撃が実に淡泊に過ぎると言わざるを得なかった。昨日は，点にこそならなかったが1回の攻撃が梅津KOに繋がったと見るべきであることは，昨日書いた。

もうひとつ言うならば，やはり今のカープの攻撃にはStrategyもTacticsも感じられない。敢えて言うならば野球が古めかしいのだ。どうにもわくわく感を感じさせないというか。これが単なる佐々岡の初期不良なのか，首脳陣に作戦屋がいないことの致命的欠陥なのかは，分からない。いずれにせよ改善すべきポイントではないかと思う。いつまでも判で押したように初回の送りバントなどという野球はいけない。

とりあえず明日のことを考えると，問題は天気である。なんせKJと雨は食い合わせだ。スワローズも積極的に野球をしたい状況かどうかは分からないが，強行されると継投の差配がひとつ問題となろう。相手先発はガブリエル・イノーアだが，初見の投手だけにとりあえず一回りは様子見でなどという消極的な攻撃をされると困る。まずは1回表からがつがつと点を取りに行くべきだ。その意味では，1番ピレラというはよい配剤なのかもしれぬ。

ついでにいえば，結果を出しながらなぜか隙あらば下げられる堂林を必ずスターターで起用しなければならない。堂林を下げた2試合の内容が最低だったということは，堂林を使うべしと言う野球の神様の啓示と受け取るべきだ。

次の6連戦は走り出すチャンスだよ。


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