竜の道最終話・後編① | ナチュラル・ビューティ

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“竜の道・最終話” 後半は、もう、盛りだくさん過ぎて

 

はぶけるトコがない笑い泣き

 

伏線回収しながらも、新しい伏線あるし

源平との最終決戦はあるし

 

もーーーえーん 大変!

 

文字制限にひっかかるかどうか分からないけど

何話になるか分からないけど

 

…………とりあえず

 

最終話後半、れっつごー!

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「源平のデータを渡せ!」

 

ヤクザの会長・曽根村のところに乗り込んだ竜一。

 

…………

 

ガーン銃ひとつで、会長の自宅に本気で乗り込んでいるよ、この人。アリエナイ(゚∀゚)

 

「沖は、俺の息子だよ」

 

「ちょっと、待てよ、………なら、どうして止めなかった」

 

「言ったところでオマエは止まらんだろ。 それは沖も同じだ」

 

 

なんと!

会長は、双子の父親では無く、沖の父親でした!←ツッコミ、うるさい

 

会長は沖に父だと名乗らず、影からずっと見守ってきたようなのです。

ですが、彼の人間性の悪さをも、よく知っていたのです。

 

 

「俺はお前が好きだったよ。

オマエみたいな骨のある男が息子だったら…… そう思ったこともあった。

 

だが皮肉なもんだな。アイツがオマエに目を付けた。

 

だから、厄介だよ……肉親ってやつは」

 

 

「……俺を殺すなら構わない。でもその前に、やんなきゃならないことが残っている!」

 

「……どんなに愚かでも、実の息子だ。 “けじめ”はつけてもらう」

 

 

会長は、ルールに厳しい人です

 

肉親の“カタキ”はとらないといけません。

 

竜一が、悲願を達成してから死んでは

カタキ相手に念願を達成させたことになってしまいます。

 

それは、肉親を殺された者としては、許されることではありません。

 

会長の決意を理解した竜一には、力技しかもう残っていません

 

銃を抜こうとしましたが、

相手のほうが、数倍も上でした。 (そりゃ、そうだ)

 

「終わりだよ! オマエも。オマエの復讐も!」

 

こうなるって分かってなかったのかーー?! (一人でカチコミなんて成功確率低すぎ……)

 

 

 

竜一にボロボロにされた竜二は美佐の電話になんとか出ます。

駆けつけた美佐に 「俺と竜一は源平に復讐するために生きてきた。悪かった嘘をついて」 やっと本当のことを話しだします。

 

「竜一が顔変えて別人になったのも、俺が国交省に入ったのも、親父とおふくろの仇を打つためだ。

その為に…… おまえには、とても言えないような事をしてきた。

 

でも、いま竜一は、ひとりで復讐をしようとしている。……こうやって、ワザと俺を追い払ってまで」

 

 

“とても言えないような事” 

 

 

これは、国交省に入った竜二の方も、そうなのでしょう。

ドラマでは竜一の事件性ばかり描かれていますが

 

あのドロドロした官僚の世界で、出世をするのは並大抵では無かったと思います

 

多くのライバルを出し抜き、蹴落とす。 その為に汚い手だって使うこともあったでしょう。

バカな上司や大臣の機嫌をとるため賄賂だって贈らないといけません。

 

そうして、やっと、最年少課長、の位置を約束された場所まできたのです。

 

竜一は、そういった竜二の細かい大変な悪事に気づきません。

知らない世界だからでしょね。 何かあれば 「日の当たる場所で生きろ」って言いますもん。 

 

 

源平のほうは、エニウェイズとの契約がほぼ決まりそうで、ホクホク。

 

「エニウェイズさんのお荷物は、キリシマ急便がしっかりと運びますけえ」

 

決め台詞まで飛び出しました!  

竜一たちの両親にも、こういって会社を奪ったんだよね。

 

 

 

美佐と凛子・砂川は、竜一を探していました。

「ここでGPSが途切れていますね。社長は竜二さんと分かれてから、曽根村って人の家に向かっています。

そこから、ここへ移動して通信が途切れています。……ここで何かあったのだと思います」

 

美佐は竜二に報告を入れます。

 

「美佐はもう動くな。 俺に計画がある。 竜一をひとりにはさせない」

このシーン。 どっからツッコめばいいのやら…… 

 

 

まず、打撲引くの、早すぎ

 顔陥没、あばら骨とか骨折してそうだったけど!? 竜二は脅威の治癒力があるのか?

 それとも、竜一が拷問のテクニシャン?

 

前髪おろした姿が萌えすぎて、大変!!!

 

やっと、竜二の部屋、出てきたー♪───O(≧∇≦)O────♪ と、思ったら美佐の部屋だった

 (看病するには、当然ちゃあ当然だけど) 

 

いったい、竜二はどこに住んでいるのか? それをいえば竜一は、ピンクライトのホテルに住んでいるのか? あいびき場所が自宅? それはそれでおかしい???

 

 

④美佐の部屋に竜二を運ぶ手伝いをしたのは、凛子さんと砂川なのか?

あんなひどい傷を、病院にも行かせず、誰が手当したのか? 美佐の性格ならレントゲンを受けて欲しい、って言いそうだけど…… 竜一がした暴行だから病院に行かないのを飲んだのか? それもなぁ……

 

―ということで

ヒーローマンガあるあるのように、3コマ目?には、ほぼ復活の竜二でしたウインク

 

 

その頃、竜一は、どこかの海岸でエロく倒れ中でしたニヤニヤ   玉木くん……脚が……

 

 

 

ほぼ決まりだったエニウェイズから、なかなか、本契約の連絡がきません

源平が電話をかけても、「最終調整をする」という歯切れの悪い口調。

 

『何かがおかしい……』 さすっすがー! ここまで叩き上げた実業家は勘がするどいです。

 

その通り。

 

エニウェイズの担当者の前には、竜二がいました。

 

「これで、よろしいですね? 室谷大臣からお話をいただき驚きました」

「お手数を、おかけします」

ぎゃーーーー(꒪⌓꒪)  もう、傷、ほとんど無いしー 竜二の治癒力が怖いよぉー

 

いや、いいんだ。これはドラマなのだ。

 

 

「今進めている提携契約を白紙に戻していただきたい。

 

キリシマ急便を吸収合併していただきたいんです」

 

 

「吸収合併!!!」  キリシマの取締役たちは大騒ぎ。 

 

竜二の顔の傷が気になる点も、そりゃあ吹っ飛ぶさ。

(いや、気になっても誰もつっこめんやろ、このオラオラな雰囲気の竜二に)

 

 

キリシマ急便という会社は消滅し、エニウェイズの運送部門として統合されます

 

「けど、矢端さん、後継ぎ候補とはいえ部外者のアナタにそんな権限はないでしょう?

 

「ですから、これはキリシマ急便ではく、国交省の人間としての“ご提案”です

 

 

 

8年前の過労死の話から、これ以上、被害者を出さないために

エニウェイズとの対等契約は認められない、と竜二は言いきります。

 

 

「私は、はじめキリシマ急便を潰すつもりでした。 私にはその力がある」

 

「社長が承知しませんよ」

 

カリスマ独裁体制の社長がいる会社は

役員が社長に依存していることが多い。

 

色々、不満があっても、社長は結果を出してきたからだ。

そこに依存していれば、安心だ。 

 

その社長がいなくなると、その安心が崩れる。

 

「簡単に社長を降ろしたり、消滅させたり…… ですが我々も何も考えず社長に従ってきたわけじゃない!

会社を良くしたい一心で我々なりに必死で働いてきたんです!」

 

でたー

 

こういうおっちゃん、一番、腹立つーぅムキー

(晃がかつて同情した、病気の子どもを抱えてる役員だ)

 

 

“我々なりに必死で働いてきた”

 

 

実際に、何やったん?

 

って私は思う。

 

どうせ 「私は言ったんですけど、社長は聞いてくれなかった」 って言うやつでしょ?

 

それ、何もしてないんと同じですからー

 

てか、寄生しているだけ、手を汚している社長よりたちが悪いんだよ。

 

結局、こういう善良そうな小心者が

この社会を腐敗させてきたんだよね。

 

 

あと似たようなのが

 

 

“社員とその家族を路頭に迷わせるわけにはいかない”

 

 

という理由で、倒産を免れるために、信念を曲げる代表者!

 

 

効率化を取れば、どこかにしわ寄せがきますので

 

サービス・製品の質などが低下し、いつかは会社が破滅します。

 

 

こういうのも“何やっとんねん”って思います。

遅かれ早かれ潰れるんやから、従業員のためとか言わんと自分のために倒産しろ、って。

 

こういう面では、私はとても冷たい人です。

情より、理念です。

 

 

 

「だったら、なおさら!」

「キリシマ急便として最後の決断をなさってください! ←同じく、とても冷たい人?(笑) 

 

これ以上の、犠牲者が増えないためにも」 ←いやいや半沢ばり?

     

 

「で? どちらを選ばれますか? キリシマ急便として潰れるか、名前を捨てて生き残るか?」

 

いやいや、インテリ893?

 

国交省の大臣に、かなり前から根回ししていた竜二

 

エニウェイズがキリシマ急便を吸収合併すれば、最小限のコストで独自の運送部門を持ち、事業を拡大することができる。このまま対等契約を結ぶより、はるかに得になる話だと思います。

 

これが大臣のお口添えでまとまれば、今後のエニウェイズからの支援もますます期待できるものかと存じますが」

 

 

はい。

これで、大臣、落ちました口笛

 

 

「やっぱり、矢端さんはすごいですね。

 

……ただ、これは復讐ですか?」 晃に聞かれて立ち止まる竜二。

 

 

「どっちにしろ、親父はキリシマ急便を失うことになる。

 

今度の計画に私を誘ったのも、姉との結婚も

親父から、家族も会社も、すべて奪うための」

 

「もし、そうなら、降りますか?」

 

 

「前に和田さんから教わりました。 本当に願う目的の為には手段を選ぶなと。

一度は、親父への情に負けて失敗しました。

 

 

たとえ、これが矢端さんの復讐でも……それを利用してでも……私はキリシマ急便を変えたい」

 

 

晃、感情と正義感だけのお坊ちゃんから、少し成長しました。

 

この世界は……特に事業の世界はきれいごとだけではやっていけませんものね。

それでも、晃の理念 「大好きだったキリシマ急便を作る」 という目的は忘れないで欲しい。

 

 

 

曽根村の元に美佐が現れます。 やっぱ、この子、すげー行動力だわ。

 

「あいつを見つけてどうする? 復讐を止めるか?」

「そのこともご存じなのですね」

 

「アンタと竜一は似てるな。 血はつながってないのに。

……アンタ、俺がどういう人間か分かってて来たんだろ? 自分は無事に帰れると思ってきたのか?」

 

「だから……誰にも言わずに来ました。もし私が消えても、ここに誰も探しに来ないように」

「……やっぱり、似てるな……」  

 

美佐のほうが覚悟が深いよショボーン 殺す前に願いを叶えろなんて言わない。

 

「教えてください。……兄は、無事ですか?」

 

 

「殺そうと思ったが…………生かしておいたよ。

 

復讐なんて自己満足だ。死ねば無用。

死んじまった人間はうらみを晴らしてくれ、なんて思っちゃいねえ。

 

それでも竜一ってのは、てめえの中の、アンタや竜二が、笑ってくれなきゃ

生きていけねえ男なんだろうよ。

 

竜一はいま、てめぇの中の手札を、すべて失った。

源平と刺し違えて死ぬつもりかもしれねえな」

 

 

曽根村親分ーーーーえーんえーんえーん

 

なんちゅう、いい人や。

 

竜一への“情”も、厄介なものの一つになってしまったんだろうな。

 

“殺したくても、殺せない”

 

竜一のせいで、何度も自分ルールを破ってしまった。

 

 

また、考察が深い

 

“てめぇの中の、アンタや竜二が”

 

という言葉。 

 

竜一の独りよがりなアイドル像(=笑っている2人)、のことを、ちゃんと分かっている。

 

竜二にも、美佐にも、ちゃんと意思があるのだよ、竜一くん。

笑おうが、怒ろうが、絶望しようが、それは、2人それぞれの自由なのに。

 

 

 

 

凛子さんに見つけられた竜一は、どうやって運び入れられたか分からないけど

いつもの部屋で、包帯ぐるぐるにされておりました。 (やっぱ、ここに住んでるの?)

 

必死に起き上がろうとして、何かを思いついたような顔をした竜一

 

見つめる先には、スマートフォン。

 

これが、後で重要な伏線になってきます。

 

 

【つづく】 

 

ぜーぜー まだ、1/3ゲロー……

 

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