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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自己混乱感を激減させる忠誠心とアイデンティティ・・・(和解と平和 7/10)

2019-08-28 | 第五章「和解と平和」

 今の私たちもいろいろ大変だが、16000年以降の縄文時代ことを調べ想いを馳せると、記録されなかった大変なことが沢山あったのではないかと思うようになる。恐ろしい集中豪雨のようなこと。気候の寒冷化。火山の爆発や地震。あるいはインフルエンザなどの感染症もあったかもしれない。今と違ってより無防備な時代に祖先はどう耐えたのだろうか。

 平穏な生活が一変して、大混乱の現実に直面する。自己混乱感、錯乱。縄文時代は戦争は無かったかもしれないが、自然災害などは大変だったろう。日本列島は複雑な地勢の中でできた火山列島。それは得がたい石材や水源、豊かな山と海の幸をもたらすが、一方恐ろしい自然災害をもたらすことがある。

 そして、例えば気候が激変する縄文中期末を通り過ぎると、縄文後期になるわけだが文化が大きく変わる。例えばお墓は何時の世にもあるが、墓域に配石遺構をつくることが後期に激増する。祈りが生活の中に占める比重が増加するようである。しかも、個人個人というより集団でしかできない規模で。集団への忠誠、神仏への忠誠・・・そんなことが見えてくる。

 さて、エリクソンの理論では青春時代(13-22歳)の課題として、忠誠心、アイデンティティを挙げている。自己混乱感を回復するためには忠誠心やアイデンティティは考えなければならないことなのだ。私のことで恐縮だが、中学生のころは学校、家族、友達といった集団を大事にし(忠誠心)、若気のいたりを乗り越えて成長する。しかし、高校生くらいになると家族も何かうっとうしくなり、青年は荒野を目指すといった言葉があるが、自己のアイデンティティ探究が本格化する。学業選択、職業選択、宗教・思想の選択、友人の選択。しかし、時代は大きく変わり信じられないことが次々起こる。選んだ集団が期待外れだったり、人も頼りにならなかったりする。そんな中で、変わらない何かを信じる傾向が強まっていく。人や集団よりは神仏のが信用できそうだ。

 どんなときでも信用できる何かを探す。

 最後に、ふとお金のことを考えた。お金、富は日々の生活ということで無くてはならないものだと思う。でも人生の目的とするものなのだろうか?16000年の縄文時代以降の日本の歴史の中でお金が出てきたのはせいぜい1300年くらいだ(笑)。

和解と平和 7/10

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