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<世のため人のため>が気になるとき。停滞感を越えて (和解と平和 9/10)

2019-09-02 | 第五章「和解と平和」

 かつてはエコノミック・アニマルなどという言葉があったが、今は自分がNPOに関わっていることもあるのか、周りは「世のため人のため」に活躍する人が多いのに驚いてしまう。しかし、世の中には自己愛に問題がある人もいて、外見はともかく自分のお金や地位を異常に求める人もいて、和解と平和など風前の灯火のように感じてしまう。一万年以上続いた縄文時代は、お題目ではなく「和解と平和」の思想があったからこそ続いたのだと最近思うのだが、その実態はどうだったのだろうか。とても気になる。

 さて、人間は<世のため人のため>を生物学的にも思考せざるを得ないように生まれてきているように思う。エリクソンの理論によると、35歳から60歳までは世話、生殖性、停滞感の時代としている。自分のことを考えると、仕事もある程度一人前になり、結婚もして家族を形成する時期を過ぎると、すべてが何か虚しく生活にはりがなくなる時期があった。停滞の時期というのだろうか。そんな時に、偶然のように会社の組合の仕事を経験したのだが、<世のため人のため>のことをする喜びに気づかせていただいたように思う。考えてみれば人間は皆死ぬ。そして死の前には現世的なお金や地位は虚しい。当然自分の死後のこと、あるいは自分を育んだ世の中にお返しをすることが大事になってくる。これは生物的にもビルドインされている心の傾向とも言えるようだ。

 縄文時代は氷河期から正反対の温暖化を前期に迎え、中期になると冷涼化がはじまり、海と山(川もあるが)だけの列島がだんだん海退により変わっていく。そして、もっとも住みにくく生きにくい縄文晩期から弥生時代にかけて水稲耕作が平地を舞台に始まるのだが、すでに縄文中期後半から急速に思想も技術も洗練化され、いつ弥生化が起こってもおかしくない時代に突入すると思う。環境の変動により社会変動が起こるわけだが、それが凄惨な椅子とりゲーム(戦争や衰退)に向かわなかったのは当時の祖先達が創造力というか生殖性を発揮し、平和な社会をつくろうと努力したのではないだろうか。停滞感を乗りきる何か。それは宗教改革から生活の技術革新まで広範だったと思われるがどうだろうか。私も残念ながら高齢者となってしまった。縄文小説ということで傍からみると良くわからないことをしているが、縄文小説をとおして<世のため人のため>になればと思う。

和解と平和 9/10

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