2019年度行政書士試験 合格者の声その15 | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

2019年度行政書士試験 合格者の声その15

☆TFさん(受験2回、218点、独学)

1回目の受験では模擬試験を一切受けずに172点。正直舐めてました・・・。

今回の受験では、LECの模試(自宅受験)を活用しました。公開模試の1回目、2回目では理解度(どこが弱いか)の確認。
ファイナル、直前ヤマ当では本試験のつもりで臨みました。模試で予想された元号に関する問題なども出ており精度の高さに驚きました

結果、模試を受けたことで本試験の時間配分がきちんとつかめたと思いますし、一般知識の問題の練習にもなりました。
  
また、横溝先生のブログを毎日チェックして、勉強の参考にしておりました。

勉強法ですが、商法は最初から捨てて、「憲法」、「行政法」、「民法」を3:4:3程度の時間配分でやりました。
  
1月から憲法、行政法、民法の順でテキストと問題集を3周ほど回して、9月に入ってからは毎週日曜日に本試験の過去問に挑戦しました。時間をきちんと測って模試や本試と同じようにやりました。

平行して憲法、行政法、民法の4周目に突入。

9月頭から5週かけて過去5年分の本試験に挑戦し、正解した箇所も含め、各肢の正誤の理由を見ながら自分の理由付けと合っているか、を時間をかけて確認しました。
  
なお、本試過去問の各肢の正誤の理由については、『行政書士試験!合格道場』の解説で確認しました。

3周目を回り終えるころには行政手続法と行政不服審査法の適用除外の差異や、行政不服審査法と行政事件訴訟法の執行停止制度の比較など横断的に学習できるようになっていました。
  
イメージとしては1回目は幹(基礎知識)を作り、2回目で枝葉(こういう理屈でこうなる。こういう例外があるを理解)、3回目で隣の木(科目)との枝葉の比較をするような感じです。

また、本試の3か月ほど前から模試や過去問で出た憲法と行政法の判例を、合憲、違憲と共に理由も含めて整理しました。例えば、Google訴訟では「『忘れられる権利』が認められたわけではなく、『プライバシー保護と表現の自由』を比較して、前者が重要なら検索結果を削除」、那覇市情報公開条例事件では「『法律上の争訟』にはあたるが国の利益を保護する趣旨を含む規定がないため『原告適格を有しない』」という具合です。

結果、「忘れられる権利は新しい権利として認められる」というような問題があれば×ですし、「那覇市公開条例は利益を得るものがいないので法律上の争訟に当たらない」というような問題でも×だと、自分で問題を想定しながら学習できるようになりました。

記述の本格的対策を始めたのが2か月前。過去5年分と模試の記述問題だけを抜き出して、これまで出ていなさそうなところで、40文字程度で書けそうなところを重点的に書けるようにしました。また、模試の記述問題などは特に重点的にやりました。

最後の3か月は、「憲法」、「行政法」、「民法」を周しながら、記述と判例の最終整理、模擬試験と本試験の過去問を含めての問題集の復習、本試験のために毎週1回過去問を解くなど時間が足りずに大変でした。
平日4~6時間、土日は16時間くらいやっていました。

きちんと時間をかけて勉強できたのと、模試や横溝先生のブログでどういう勉強をするか、どこを勉強するかという方向がみえたおかげだと思います。

ブログが本当に役に立ちました。私の妻が3年前に横溝先生の講義とブログで行政書士試験に合格しました。

妻からは「講義受けないにしても、横溝先生のブログは役に立つからチェックしておいたほうがいいよ」とアドバイスをもらったにもかかわらず最初の受験ではまったく読んでいませんでした。

2回目の挑戦となった今回はブログをほぼ毎日チェックして、ブログの「この科目はこういうふうに整理して覚えてね」や「今年はこういうところが試験に出るんじゃないかな」というような記事のおかげで、具体的に力を入れて勉強する箇所がなんとなく見えてきたのが合格の要因だと思います。

全部の箇所に全力で取り組むは無理なので、重要なポイントに勉強でむらの濃い(集中して覚える)箇所を作れました。
  
ありがとうございました