民法の基本知識が抜ける原因を考えてみよう&東京再燃 | 横溝慎一郎行政書士合格ブログ  

民法の基本知識が抜ける原因を考えてみよう&東京再燃

熊本、鹿児島の豪雨の被害を受けた方にお見舞い申し上げます。

今日は東京都知事選挙。

東京都の有権者のみなさんは、ぜひ投票に行きましょう!



東京の新規感染者は131人。

検査数が増えたのだから感染者が増えて当然、と思っているあなた。

6月下旬と今とで、検査数はほぼ変わらないのに感染者数が倍増している点はどう考えますか?

「夜の街関連」と言われますが、それは全体の半分に満たない点はどう考えますか?

私は、市中感染がある程度再燃していると見ています。

高齢者層に飛び火するのは、時間の問題です。そうすると感染爆発が起きてしまう。

各自で気をつけないといけません。特に高齢者と一緒に生活している方は、移さないように細心の注意を払ってあげてください。

もちろんまだ「第2波」ではない。そもそも「第2波」の定義がよくわかりませんが、4月と同じくらいの流行状態を想定するのであれば、まだですね。



今日は本来なら司法書士試験の日。

受験予定だった方は、9月27日に向けて調整に入ってあるものと思います。




この時期はやはり民法に関する相談が多いです。

 

民法の基本知識が抜けてしまう主な原因は

① 知識不足

② 問題演習偏重の弊害

という2つが考えられます。

①は初めて受験する人に多く見られます。

まだ民法全体のインプットが終わっていないか、終わったが全く整理できていないという状態です。

もちろん、2回目以上の受験という人でも、こういった状態の人は少なくないでしょう。

このタイプの場合は、まずひととおりインプットをきちんと終えることが最優先課題です。

そして、民法の論点全体をある程度カバーできる問題集を使い、知識の定着を図ること。

さらには、各論点の「要件」について、きちんと覚えるようにする。

また定期的に目次学習を使い、自分の知識がきちんと身に付いているかを確認する。

②は複数回受験の方に多くみられます。

前回の試験で自分が得点できなかったのは、問題演習不足であるという自己分析の下に、問題演習を中心に自分の学習計画を組み立てているのは決して悪いことではありません。

しかし、食事と一緒で、バランスを崩すと、害悪しか発生しない。

いくら体に良いからといって、トマトしか口にしなかったらさすがに体調崩しますよね?

問題演習ばかりやっているというのは、それと同じです。

「でも先生、いちいちテキストに戻っていたら時間がかかります。そうすると、こんなことやっていていいのかなという気持ちになるんです」

そんなことをおっしゃる方も案外多い。

民主主義のプロセスと一緒で、「即断即決」が善という固定観念を捨てること。

これは民法の学習においても同じです。

きちんと時間をかけてじっくり学ぶ。

このプロセスを飛ばしてしまうと、民法を得点源にすることは無理ですよ。