【復習ブログ】基本書フレームワーク講座 憲法1・2・3(物語的おもしろさ!) | リーダーズ式 合格コーチ 2024

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「アタマ」と「こころ」を元気にする経営を科学する!リーダーズ総合事務所・リーダーズ総合研究所代表(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士・産業カウンセラー・キャリアカウンセラー・メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種・FP)コンセプトは人と人の「つながり」

 

 

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1 フォロー講義

 

いよいよ、公法系のトップバッターである憲法が始まりました。

 

「ヨコ」の関係である私法系(民法・商法)では、利害関係人間の利害調整という「視 点」が重要になっ

てきます。

 

これに対して、「タテ」の関係である公法系では、国家権力を制限して、国民の権利・自由を保障する

という「視点」が重要になってきます。

 

これから、しばらくは、公法系になりますので、まずは、「アタマ」の使い方を少し変えてみてください!

 

憲法は、民法と異なり、近現代史の理解が、とても重要になってくる科目です。

 

憲法というのは、そもそも、ロックなどの社会契約論の契約が文書化されたものですし、法の支配、権

力分立、国民主権という基本原理も、すべて歴史的なものです。

 

この社会契約論については、平成20年度に一般知識で出題されています。

 

「憲法学読本」にも、一般知識で出題される近現代史の流れがきちんと書かれていますので、受講生

の皆さんは、是非、こういう部分もきちんと読んでみてください。

 

憲法と一般知識の「つながり」

 

近現代史のフレームワークを「アタマ」に入れるためには、パワーポイント「受講にあたって⑧⑨」の一

般知識の「政経社のフレームワーク」が役立ちます。

 

小さな政府(国家からの自由)消極国家

   ↓

大きな政府(国家による自由)積極国家

    ↓

小さな政府

 

憲法、そして、行政法や一般知識を理解するためにも、まずは、こういう基本となるフレームワークを

「アタマ」の中に入れてみてください!

 

森から木、木から枝、枝から葉へ

 

講義の中でもお話したように、憲法は、一般知識や行政法ともリンクしていきますので、是非、この三

者のつながりを、憲法学読本で意識してみてください。

 

2 復習のポイント

 

① 近代立憲主義の歴史

 

まずは、憲法学読本p4、パワーポイント「第1章総論・憲法史③」で、ロックの社会契約論を、もう一度、

ざっくりと理解してみてください。

 

近代立憲主義を支える政治思想などについては、一般知識でも出題されているテーマですので、一

般知識とも関連させながら知識を整理してみてください。

 

憲法は、抽象的な概念が沢山登場しますから、憲法が得意な方は、おそらく、文章理解も得意な方が

多いのではないかと思います。

 

憲法と文章理解の「相関関係」

 

文章理解は、主に、社会科学系の文章から出題されていますので、憲法学読本を、ロジックを追いな

がら読むことは、文章読解力の養成にもつながります。

 

次に、憲法学読本p5以下で、社会契約論から導かれる憲法の「特質」について、憲法と法律の違い

を意識しながら、もう一度理解してみてください。

 

憲法は、この社会契約論とその時代背景(近代市民革命)という、本当の基本から理解していくと、よ

く理解することができるのではないかと思います。

 

憲法を基本から理解する!

 

憲法学読本には、こういう基本が物語り風に書かれていますので、復習をするときに、是非、通しで

読んでみてください。

 

最後に、憲法学読本p58以下、パワーポイント「第4章人権総論①②」で、「国家からの自由」と「国家に

よる自由」の相違点を、国家の役割の「視点」から理解しておいてください。

 

近代と現代の比較

 

パワーポイント「第4章人権総論①②」は、憲法の他、行政法、一般知識でも登場する、いわば、公法

系の科目を学習する際の「森」に該当する部分です。

 

② 人権総論

 

まずは、憲法学読本p60以下で、「人権」と「憲法上の権利」を区別する意味についてよく理解しておい

てください。

 

最近の憲法の教科書は、「人権」と「憲法上の権利」をきちんと使い分けるものが多くなっているようで

す。

 

ちなみに、行政書士試験も、平成19年度の過去問は、外国人の「人権」ではなく、外国人の「法上の権利」となっています。

 

次に、憲法学読本p62以下、パワーポイント「第7章思想良心の自由③」で、主権的権利と客観法の違

いについて、行政事件訴訟法とリンクさせながら、知識を整理しておいてください。

 

主観と客観は、行政事件訴訟法の訴訟類型でも登場する視点です。

 

③ 「憲法上の権利」の主体

 

まずは、外国人に「憲法上の権利」が認められるかについて、憲法学読本の項目ごとに、判例のポイ

ントを理解しておいてください。

 

次に、総整理ノートp12以下、パワーポイント「第4章人権総論⑦」で、最高裁が、外国人に地方参政

権を保障しないロジックを理解しておいてください。

 

外国人の「憲法上の権利」については、平成19年度、平成23年度、平成27年度に出題されています。

 

最近の本試験では、単に判例のサビの部分と結論だけでなく、判例の理由付けやロジックを問う問

題が出題されるため、受験生の得点率もかなり低くなっています。

 

したがって、外国人の憲法上の権利の主体性に関する判例についても、各判例の理由付けやロジッ

クをきちんと理解しておいてください。

 

最近は、少し長めの判旨を引用してくる問題が多いですので、総整理ノートで、少し長めの判旨を読

みながら、判例の理由付けやロジックを理解して、判例の解説本である憲法学読本で、判例のポイン

トを理解してみてください。

 

 

総整理ノート+憲法学読本

 

次回以降、本格的に人権の判例を検討していきます。

 

 

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