トラック野郎 度胸一番星(1977年) | 勝手に映画紹介!?

トラック野郎 度胸一番星(1977年)

トラック野郎 度胸一番星

WOWOWで2週に渡って集中放送している「トラック野郎」シリーズ…今日(放送済)の6~7作目、明日の8~10作目でとりあえずコンプリート(今回は諸事情で3作目の放送がない)だが、オイラは前回放送の5作目「トラック野郎 度胸一番星」をまだ見ていなかったので先に見てしまう。過去に6作目まではレンタルDVDやテレビ放送で鑑賞して、このブログでも感想をアップしてるんだけど…この5作目は今まで見たことがなかった。もしかしたら、子供の頃にテレビ放送で見たことはあるかもしれないけど、少なくてもこのブログを始めて以降の鑑賞はなかった。

新潟に向う途中の一番星の桃次郎と、ジョナサンこと松下金造…桃次郎が尿意を催し、草陰に駆け込むと…目の前に突然に美しい女性が現れ“佐渡で待っている…”と意味深な言葉を残し、消えてしまう。一方のジョナサンは、マヤという女性を道の途中で広い、彼女の美しさにのぼせ上がりながら、 勤め先のバーまで送り届ける。マヤに会いたい一心で新潟での仕事を探そうするジョナサンに対し、桃次郎は幻の女を求め佐渡方面の仕事を探す。やがてジョナサンと一緒に請け負った仕事で佐渡に渡った桃次郎は、幻の女にソックリの水名子と出会う!

毎回、ヒロインやライバルをはじめ脇を彩るゲストが華やかだけど…今回もいつになく豪華な感じ。桃さんが恋するメインヒロインに片平なぎさ、ジョナサンが想いを寄せる(一発ヤリたいと願う)別のヒロインに夏樹陽子、そして女性トラック運転手に八代亜紀。また、桃さんたちが対立し、最終的には仲間になるライバルに千葉真一。アバンタイトルでは桃さんたちを追いかける婦人警官としてあき竹城が登場…“私、バックに弱いの”という意味深なセリフを連呼し、最終的に“おっぱい丸出し”になるという、今では考えられないけど、お色気担当だったりもする…。

Wikipediaとかにも書いてあるので、知ってる人も多いと思うけど…あき竹城って、元ストリッパーの経歴を持っていたりする。でもね…“あき竹城”じゃねっていう殿方もご安心あれ、脱ぎこそはしないが、一瞬、武井咲と見間違うくらいに、キュートだった片平なぎさの水着シーンなんかも拝めます。また、夏樹陽子姐さんも色っぽくて、劇中のキンキン(ジョナサン)がギンギンになっちゃって、“大きいの1枚=1万でヤラせてくれ”とお願いしてしまう(結果は予想通り)。また4作目ではセリフだけの登場だった“トルコ風呂”ネタも復活…桃さんもトルコ嬢相手にイッパツ!

ジョナサン一家が回想シーンにチラっと登場する程度で、物語にからまないのがちょっと珍しいなと思いつつ、展開的にはいつも通りのバカ騒ぎ…いや、東映映画らしい“中途半端な特撮”を使った、やりすぎなくらいのギャグもてんこもり(凧にぶら下がる桃さんとジョナサンを見て、「あぶない刑事」でヘリコプターにぶら下がるタカとユージの姿が重なった)でガハガハ笑いながら見てたんだけど…桃さんのラブストーリー部分がかなり異色で、ビックリ。最終的に“恋が成就しない”のはいつものことだが…ここまで切ない話になるとは、まったく予想してなかった。

詳細はさすがに避けるけど…まず、今までのパターンで予想してると、2人の関係に“えー、嘘だろ!”ってツッコミを入れたくなる。その後、ヒロインの身にとんでもないことが起きる(笑)いや、“かっこわらい”とかしてるけど…実際はそんな笑えない。というのも、時節柄…“現実であるある”な展開なんですよ。水名子センセイ(片平なぎさの役名)なにやってんねん、危ないって…そんなことしちゃ駄目だって…ホラ、言わんこっちゃない。何年か前に、やっぱりWOWOWで見た武田鉄矢の刑事物語2 りんごの詩」に匹敵する主人公の悲恋もの映画だな、これ…。


監督:鈴木則文
出演:菅原文太 愛川欽也 片平なぎさ 千葉真一 八代亜紀 宮口精二 夏樹陽子 あき竹城 菅井きん


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