トラック野郎 男一匹桃次郎(1977年):WOWOW録画 | 勝手に映画紹介!?

トラック野郎 男一匹桃次郎(1977年):WOWOW録画

トラック野郎 男一匹桃次郎

WOWOWの「トラック野郎」シリーズ一挙放送の消化を続ける…オンエアの方は本日放送の10作目まで無事にコンプリート完了したが、すべてDRモードで録画し、1枚ずつBD-Rに焼き終わった後だと、余計に諸事情で放送できなかった3作目が抜けてるのが寂しく感じるな。そんなわけで6作目の「トラック野郎 男一匹桃次郎」を鑑賞…昨日の5作目「度胸一番星」は今まで見たことがなかったんだけど、今回はまた過去に見たことがあり、再鑑賞になる。ちなみに次の7作目以降は、過去にちゃんと見た記憶がなく…残りの10作目まですべて初鑑賞になると思う。

青果市場で、ヤクザに追われる花山電吉を助けた桃次郎、電吉のおごりで、ふぐを御馳走になっていたところ、ふぐ中毒にかかってしまい、解毒のため、地中に埋められてしまった。そこに偶然通りかかった、清楚な美女・雅子に出会い…いつものように恋心を抱いてしまう。彼女が名うての女流剣士であることを知ると、気を引くために、竹刀片手に、道場まで押し掛けるが、コテンパに打ちのめされ、赤っ恥をかく桃次郎。剣の道を極めようと、やまごもりするのだが…滝つぼで気絶し、川に流れついたところを子連れの運転手・袴田太一に助けられる!

上記の“あらすじ”は2007年9月に鑑賞した時に書いたものをコピペしつつも、一部修正、加筆を行った。なんか書こうと思ってた感想も、過去に書いたこと内容と重複しそうだな…冒頭の“ふぐの毒”にあたるところは「水戸黄門」でもうっかり八兵衛が同じように地中に埋められてたよね…とか、さんざん「仁義なき戦い」に出てた文太さんがゲストの若山富三郎の人相の悪さを見て“マフィア扱いする”とか…ああ、みんな過去の感想で書いてるじゃん(笑)前の時も、荒唐無稽な部分が増えてきたとピシリと批判的な意見を書いてるが、今回も同じような感想を抱く。

ジョナサンに“尋ね人”の張り紙まで貼られちゃって、もう、あの山ごもりの展開とかメチャクチャもいいところなんだけど…桃さんのいつもの馬鹿げた言動を含む、すべてのものを包み込んで、サラリと流してしまうヒロイン、夏目雅子の清楚な存在感がたまらなく救いになっているなと、あらためて思う。山ごもりから帰ってきた桃さんが、もう一度、夏目雅子に手合わせを願う時のやり取りで…ああいう“お行儀の言い、綺麗ごと”なセリフが成立しちゃうのも、神々しいまでの凛々しさである夏目雅子ならではだろうなと…さすが三蔵法師様!(これも前に書いてたな)。

そういえば、孫悟空を演じた堺正章もスピード違反を取り締まる警官役で出てきて…「西遊記」つながり!とか思ったんだけど、この映画の公開年を調べると、「西遊記」のテレビ放送よりも前だったからビックリ。主役の文太さん、キンキン、ヒロインの夏目雅子、ライバルを演じた若山富三郎…40年以上前の作品なので故人が多いのは仕方なく、むしろそここそが“古き良き昭和”に思いを馳せる魅力になってるわけだけど…他にも偶然、今年になって亡くなった2人の有名人、とん平さん(左とん平)と歌丸師匠(桂歌丸)が出演していて、余計に感慨深かったり。


監督:鈴木則文
出演:菅原文太 愛川欽也 夏目雅子 若山富三郎 浜木綿子 清水健太郎 堺正章 湯原昌幸 左とん平


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