大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

日々の恐怖 2月26日 ワイ君の話(6)

2020-02-26 18:02:23 | B,日々の恐怖





 日々の恐怖 2月26日 ワイ君の話(6)





昨日みたいになったらアカン思って
ちゃんとモニターも見てたんや
古いからなのかモニターがやたらと
ちらついたりしてたんや
っていうか見てると段々画質が悪くなるんや
こうなるとモニター見てる方が不気味やから
腹決めて巡回出たんや

巡回するはいいけど雨やから
懐中電灯持ってても前がよう見えんくて
自分と明かりを向けてる先以外にもう
見えるもんがほとんどなかったんや

で、トラック置き場歩いてると
自分以外の何かがいる気配はするんや
そもそもワイみたいなやつに霊感なぞないし
でも音もしないからわからんし
明かり向けてもなんもなかってん

でも後ろに確実に何かはおるんよ
今考えれば不気味だっただけかもしらんが
で、巡回終えて守衛室戻ると電気もモニターも
全部消えてるんよ
電気つけっぱにして誰か居ますよって
アピールするせなあかんから消すわけないんや









童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日々の恐怖 2月24日 ワ... | トップ | 日々の恐怖 2月28日 ワ... »
最新の画像もっと見る

B,日々の恐怖」カテゴリの最新記事