大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

☆奇妙な恐怖小説群
☆ghanayama童話
☆写真絵画鑑賞
☆日々の出来事
☆不条理日記

日々の恐怖 11月3日 実は私です(4)

2019-11-03 19:38:42 | B,日々の恐怖




 日々の恐怖 11月3日 実は私です(4)




 高校時代、文化祭で日本軍将校の役を演じることになった俺は、東京浅草まで行って本格的な陸軍将校の軍服をレンタルした。
 練習後に嬉しくてその格好で夜の校内をうろついてたら,女性の凄まじい悲鳴が聞こえた。
変質者でも居るのかと抜剣して(ちゃんと剣が抜けるようになっていた)駆け出したら、

「 助けてぇ~~~~!」

と涙声で去っていった。
 悪いことに、自分は演劇部でなくESSだった。
英語劇なんか誰も見に来ない。
“校内に陸軍将校の幽霊が出る”という噂が広がるのに、1週間足らずだった。







童話・恐怖小説・写真絵画MAINページに戻る。
 大峰正楓の童話・恐怖小説・写真絵画MAINページ



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日々の恐怖 11月2日 実... | トップ | 日々の恐怖 11月5日 実... »
最新の画像もっと見る

B,日々の恐怖」カテゴリの最新記事