『川上から始めよ』川上徹也著を読む。
タイトルを見て著者のコピーライティングメソッドやスキルを開示したものかと
思ったら違った。
思ったら違った。
業界用語だと思うが
川上(企業)→川中(流通、問屋など)→川下(消費者、顧客)というふうに
呼ばれている。
川上(企業)→川中(流通、問屋など)→川下(消費者、顧客)というふうに
呼ばれている。
「「経営」「事業」「プロジェクト」「マーケティング」は川上から始めよ」
と作者は述べる。
その川上のあり方、理念からどう川下に効く、響くスローガンなどをつくればよいのかを
内外の事例をふんだんにおりまぜている。
その昔、CIブームがあった。
企業のロゴデザインを今風にしたり、若づくりのスローガンや
イメージCMを競ってつくった。
景気も良かったので、リクルート向けの入社案内を紙ではなく
著名なタレントを起用したドラマ仕立てのビデオ映像というのもあった。
CIの本筋は、社外よりも社内、社員の意識の活性化に重きを置くものなのに。
手っ取り早いのはヒット商品を開発すること。
たとえばアサヒスーパードライ。この大ヒットでアサヒビールは
業界トップになる。高名なマーケティングに先生は「CIビール」と称していた。
この頃、スキー場の最寄りの駅の売店では、ほとんどがスーパードライだった。
そうなるのには営業チームのがんばりもあったのだろう。
業界トップになる。高名なマーケティングに先生は「CIビール」と称していた。
この頃、スキー場の最寄りの駅の売店では、ほとんどがスーパードライだった。
そうなるのには営業チームのがんばりもあったのだろう。
「川上コピーとは会社の源流で社内外への旗頭になるフレーズ」
のことだそうだ。
社員に会社のめざすもの、お客さまに提供するものの基本の考え方が端的にわかること。で、それは名刺にも刷り込まれたりするので長いものはNG。
コンサル会社に呼ばれて某企業のスローガン作成の手伝いをしたことがある。
煮詰まった状態でダメ元で外のコピーライターを起用してみよう。という按配。
コンサルタントの人は賢くて英語にも堪能で
立派な分厚い企画書をパワポでつくる。
煮詰まった状態でダメ元で外のコピーライターを起用してみよう。という按配。
コンサルタントの人は賢くて英語にも堪能で
立派な分厚い企画書をパワポでつくる。
で、「川上コピー」のトーン&マナーというか、ガチガチのチェックリストが設けてある。社内からあがってきたキーワードがある。
これを使用してつくるという。
タレントは三船敏郎。
ひどい脱線てんぷく状態。
この本の感想の続きは、次のエントリーで。