今季好調なB・デシャンボー(1Vとトップ10フィニッシュ3回、Fedランク18位)とA・スコット(2位1回、トップ10フィニッシュ3回、Fedランク30位)ーーいずれも4/20現在ーーの共通点はアームロックのストロークです。
中尺風のパターのグリップを左ひじに沿わせて使うことで、手首を捏ねることがなくなるので、方向性が良くなるという、科学者デシャンボー好みのストローク・フォームです(笑)。
「週刊パーゴルフ」(2019年NO.9)にその解説記事がありましたので、一部を省略して引用させていただきます。
なお、この記事の解説は南秀樹さんです。
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左腕をロックして一切使わない意識でストロークする。体幹と下半身が強い人向きだが、とにかく方向性が上がる。
腕を使わず左サイドをロックしているので肩の動きが重要だが、その肩の動きをコントロールしているのが実は下半身。
(下半身は全く動いてないように見えるが)ストロークのリズムを取っているのが下半身。右太ももの内側でヘッドを押す意識。動いていないようで動いている微妙な動作だからこそ、体幹と下半身の強さが必要。
アマチュアはスタンス幅を変えてみると良い。通常より極端に広くしたり狭くしたりいろいろと試すのが良い。
左手1本でストロークする練習をして左ひじを右手で押さえて打つと良い。
左手首が折れてしまうなど、左腕を使いすぎる人には向いていると思う。
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長年パッティングに苦しんできたスコットの復調に貢献したアームロッキングは我々にもご利益があるかも、ですね。
短尺(ノーマル)パターでもグリップを左腕(前腕)に添えて素振りすると、左腕の一体感を強く感じることができます。安心感といえます。
専用のパターも市販されてきてますので楽しみです。
あ、この記事で、松山英樹もフェニックスオープンの練習日にアームロックを試していたと載っていました。