「川崎の超攻撃的サッカー、誤審と勢いで逃げ切り勝ち」J1第2節 川崎フロンターレ-鹿島アントラーズ

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開幕戦の直後から新型コロナウイルスによる中断が始まり、実に3ヶ月ぶりの再開となったJリーグ。初戦はいわゆる無観客の”リモートマッチ”として開催。川崎は4-3-3、鹿島はいつもの4-4-2のフォーメーション。

川崎はいきなりバルサのような素早いタッチのパス回しで鹿島を翻弄、いきなり前半2分にクロスから谷口が決めるが明らかにオフサイド。過密日程をこなすためにVARは実施されていないが、初っ端から悪影響が出てしまった。

その後は鹿島が盛り返す。FWがサイドに流れて基点を作り、SBの攻撃参加でサイドを突く形が機能するが、いまいちコンビネーションが合わずギクシャクした攻撃に終始。逆に川崎は、飲水タイムが明けた直後、右サイドの家長からピンポイントのクロス、内田がかぶったところを長谷川がワントラップから見事に決めて2点目。

チャンピオンズリーグで活躍していたシャルケ時代を知る者にとっては、内田のおぼつかない足取り、全速で走れない衰えた姿は悲しいものがあるよなあ・・・

しかし鹿島にラッキーな追撃点。31分にCKからニアに入ったレアンドロ・ダミアンが頭で触ってゴールが決まる。その直後もニアゾーンから飛び出した土居が惜しい場面を作る。

後半も川崎がまず試合のペースを握るが、攻撃時にインサイドハーフやSBが上がりまくるし、両ウイングはさほど守備意識が高いわけじゃないので、鹿島がカウンターを仕掛ける場面も少なくない。内田はエヴェラウドに良いクロスを出した後で交代。川崎も前線の選手を入れ替えてプレスの維持を図る。

後半40分、ダミアンが倒れている間に鹿島が攻め込み、クロスに染野がダイレクトで合わせたがクロスバーの下に当たって数cmの差でノーゴール。その後は鹿島がパワープレイでクロスを放り込むが、最後まで川崎の守備は崩せず試合終了。

川崎は、アンカーが田中碧、インサイドハーフが大島と脇坂、両ウイングはボールサイドだけ守備に戻るという超攻撃的サッカーで楽しいんだけど、後半のようにメンバーが落ちると機能せず、守りも組織的ではないのでバタバタになってしまう。そこを今後どう修正するかが鍵かな。

鹿島は負けたとはいえ1点目は誤審だし、前半にやってたサッカーは決して悪くなかった。現状は2試合で最下位だけど、選手のコンディションが揃って来たら順位も浮上して来るのではないだろうか。

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