【勘流雑感】
 昨日の日本株は先週末のNY株高と7−9月期GDPの上方修正を好感して23,400円台で取引を終えた。7−9月期実質GDPに関しては消費増税の影響もあろうが、速報値の前年同期比0.2%増から1.8%に大幅に上方修正されており、64か月連続の経常収支の黒字も鑑みれば景気動向は堅調といえる。仮に「景況感」が停滞しているのであれば、この明確な事実を伝えたがらないマスコミとポンコツ政治家、企業の利益を給料よりも配当に回したがるサラリーマン経営者の責任が非常に大きい。1時間のニュースで桜を見る会が5分以上取り上げられるのに対して、GDP上方修正は数十秒では国民が勘違いするのもやむをえない。昨日の安倍首相による改憲への決意表明も、宝の島である尖閣諸島が中国に占領されつつある事実よりも、右傾化の一言でネガティブキャンペーンを張ろうとする様は嘆かわしい限りだ。
 さて、本日の日本株は米国の対中制裁第4弾の行方を確認したい向きにより23,300円から23,400円台で保ち合う流れが予測される。米中協議については依然として株価急落リスクが危惧されるゆえ、現金枠を普段よりも多めに空けながらも、小難しい事は考えすぎずにチャートなりの対応を心がけるが善かろう。
 さすれば、先物は23,300円台を中心に買い向かい、60-80円幅の小掬いを狙う。23,250円割れは撤収。個別に関しては ■ 多少の地合いの悪化によっても株価と企業の双方が成長しうる銘柄群、□ 節度を持った短期指向の二本柱でポートフォリオを組み立てる。

【勘流銘柄】
■ 3000番台中期指向
昨日の解説にて現値20%高も通過点となりうると述べたが、引け後に発表した今期業績予想は営業益が前期比5割増しの15億円強の良好な内容に。PTSでは4,300円台までの上昇にとどまったゆえ、当事案での即時急騰は期待しておらぬが、明日のマクアケ<4479>のIPOによりテーマ性が注目されれば、上昇ピッチを速めそうだ。

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□ 新たなる短期指向2銘柄 
先週木曜に提唱したものの、わずかに買い条件に届かないまま即日24%の上昇となった中村超硬<6166>、同じく昨日の新提唱後に買い条件に1円足りずに即日8%の上昇となった某銘柄の借りを返すべく、本日からは新たに2銘柄の種蒔きを開始。

直近2か月の全勘流銘柄

big (41)6

米中関係を損切り事由とするか資産拡張事由とするか

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(その他)
7077 ALiNKインターネット

本日の新規上場2銘柄で狙いのはここ。公開価格1,700円の2倍強、3,900円くらいまでに寄り付くなら拾ってみたい。もう一方のテクノフレックス<3449>は公開価格900円に対して小幅高の950円近辺で寄り付くなら買い。公開価格割れや900円台後半以上での初値なら用なし。