20代の頃、終電に乗り遅れ、

会社の同期が住むマンションに泊めてもらったときのこと。

 

そのマンションの上下階に同期がひとりずつ住んでいました。

一つの部屋に4人の男。

 

ぼくはスーツの上着だけ脱いで、

狭い狭いシングルベッドに、その部屋の家主とともにベッドイン。

すぐに夢さえ見ない深い眠りに落ちました。

 

翌朝、目が覚めると、ベッドをともにしなかったふたりから、

「おまえの財布から、お金借りたからテヘッ」

 

ひとの金で、かりそめの夢心地を提供してくれる

女性を下の部屋に呼んだという事後報告を受けました。

 

声をかけても、ゆすっても一向に目を見開こうとしないぼくを

二人がかりで裏返し、おしりのポケットから財布を拝借される。

 

お金を勝手に抜かれたことより、

そこまでされて、まったく気づかず朝を迎えた事実に、

我ながら驚愕したことを覚えています。

 

翻って、本日先ほど友人と話してると、

「1:50にデリバリーの天使が来るから、準備するし♪」

と、嬉々とした声で電話を切られ、

くだんのエピソードを思い出した次第です。

 

いい子ぶるつもりはありませんけど、

知らないひとを自室に入れる気持ちが、

いまだに理解できません。

 

その歓びは ぼくには 判らない

 

そう思ったときに、思い出したのがこの曲。

最近のJ-POP、J-ROCKにケチをつけることはしませんけど、

とにかく、久しぶりに歌詞を眺めてみても、

この言葉の羅列こそ、プロのお仕事やなぁと

感心することしきりです。

 

かわいいをシャカリキに追いかけるのもいいですけど、

女のひとも、格好いいを、たまには研究してみると、

いいと思います、ほんとよ。

 

「天使よ故郷を見よ」(クリックすると歌詞が出ます)

 

あと二か月ですか、早いですね。

今年も暇に飽かせて本を読みました。

 

とりわけこの2冊は、続きが気になって気になって、

睡眠時間を削って読みました。

 

 

 

「ロクヨン64」

作者の横山秀夫さんと言えば、警察小説。

本作もNHKでドラマ化されたみたいですけど、

原作はとても面白かったです。

 

というか、横山さんの著作は、

何を読んでも面白い。

具体的に何?と問われても、

タイトルが思い浮かばないのは、ぼくの記憶力の拙さゆえで、

作品群は文句なく面白いです。

 

 

 

「ジェノサイド」

高野和明さんは多作ではないですが、

文庫本になっている作品は、すべて読んでいます。

すべて面白かったです。

 

なかでも、死んだひとたちが現世で人助けをするという、

「幽霊人命救助隊」は、本を手に持ったとき、

駄作の予感しか、しませんでした。

でも、面白かった。おススメです。

 

そして、今回紹介する「ジェノサイド」、

紹介しておきながら、内容はすっかり忘れておるのですが、

睡眠時間を削りに削って読んだのと、

あと、思想的にぼくと相容れない部分がありましたが、

それにも関わらず、お話自体はとても面白かったことを

覚えているので、紹介しておきます。

 

横山さん、高野さんおふたりとも、

どの作品を読んでも面白いですよ。

 

次回は逆に、

よく寝れる本を紹介したいと思います。

 

久しぶりに父方の叔父に会いました。

 

半年ほど前に手術をしたと、

事後報告を受けました。

 

水臭いとは思いません。

ぼくの知っている叔父は、そういうひとですから。

でも、心のなかで、

「(また出た!)」とは思いましたけど。

 

幸いにも、自覚症状がないうちに

定期検診で見つかったということを聞き、

あと本日実際に顔を見て、

あの病特有の嫌な痩せ方をしていなかったのと、

叔父特有の暑苦しい人間としての圧を

ひしひしと感じることができたので、

ぼくとしても、ひと安心できたのは、よかったです。

 

叔父は、じゃりン子チエのお父さん「テツ」をイメージしてもらうと、

良い気がします。

 

若いころの趣味は空手と冬山で、

祖母に泣きつかれて山はやめた。

お酒を飲んだときの叔父の定番トークです。

 

数年前には、

自転車で東京まで遊びにいったみたいですし、

78歳になった今も、

京都市内での移動は、基本自転車。

今日も愛宕山を登った帰りに、

自転車に乗って我が家まで。

 

親族が集まると、

「わしがボケたら、お前らで両足を折ってくれ」

が口癖の、ぼくからしたらエネルギーの塊、

一族の絶対的家長の叔父が、一時期とはいえ、

健康を損なっていたことは、

やはり、少なからずショックでした。

 

顔色を見て安心し、自転車に乗ってきたという事実に

安心し、家路につく叔父の背中を

笑って見送ることができましたが、

大切なひとというのは、実に困ったものです。

 

ぼくもこの歳になると、

大切なひととの別れを何度か経験しています。

あれは何度経験しても、慣れることはありませんし、

気持ちの良いものではないです。

 

大切なひとが少ない、いっそいない人生の方が、

どれほど気が楽なのか、そんなことを

考えることもあります。

 

でも思い返すと、

そのひとが自分にとって大切なひとになる過程が、

やはりあり、血縁だから、たまたま席が隣だったから、

だけでは、そうならないわけですから。

 

叔父には、長生きしてもらわないと

ぼくがとても困ると、あらためて思った次第です。

 

皆さんも、そうですよ。

自分の大切なひとのために、長生きしてください。

 

ぼくも、ミニマムで120歳までを、

変わらず目標にしたいと思います。

ミスターラグビー、平尾誠二さんが

お亡くなりになりました。

 

ラグビーと無縁の小中学生のころ、

平尾さん率いる同志社大学が、

ラグビー大学選手権三連覇するのを、

テレビで観ていました。

 

自分が学校を選択する年齢になった頃、

このときの平尾さんの戦う姿が脳裏に浮かんだことを、

今でも覚えています。

 

ぼくが母校を選んだ理由のひとつでした。

 

その程度に、ぼくの進学への志は低かったとも言えるし、

見ず知らずの子供に清冽な印象を残すほど、

平尾さんは恰好良かったとも言えると思います。

 

社会人になってからも、

平尾さんのインタビュー記事を雑誌等メディアで

拝読するたび、いちいち理にかなっていると、

参考にさせてもらっていました。

 

けっきょくのところ、43年間終始ラグビーとは無縁の人生では

ありますが、勝手ながら人生の岐路における道しるべのひとつに

させてもらい、これまた勝手ながら、より良い自分になるための

指針とするひとりになっていただき、

 

平尾誠二さん、ありがとうございました。

しばらく、上ヒゲを伸ばします。

ブログに情報商材系のイイネがつくこと、ありますね。

 

もっと的を射た営業努力があるでしょうよ、とは思うけど、

興味を持ったことはありません。

 

前回のブログに少し触れたことですが、

残念ながら今回も恋の神風も、追い風も、

まったく吹きすさぶことなく、

今現状ぼくの周囲には、いつも通りのすきま風が

通常運転、うずまいておる次第です。

 

そういうタイミングもあったのでしょう。

普段歯牙にもかけない情報商材系ブログに、

つい先ほどまで、長期ホームステイをしておりました。

 

「男子高校生必見!なんチャラなんチャラ、恋愛ライザップ」

プロフィールを見るに、主は21歳でした。

 

齢43のわたくしめが、自分の半分のキャリアもない

若者に恋愛指南など、笑止。

 

いつもなら、そう笑い飛ばして終わりのはずが、

「(男子高校生・・・まあ、下半身だけはいまだに、

 男子高校生みたいなものともいえるし、

 スーツより学ランのほうが似合うともいえるし・・・ぶつぶつ)」

 

恋愛ライザップ・・・2か月で彼女できるんかなぁ。

 

弱気の虫がワッショイ、ワッショイ大騒ぎ。

あやうく上半身裸なってポーズを決めそうになったところで、

いいことを思い出しました。

 

明日から新垣結衣さん、

ガッキーの新しいドラマが始まります。

ガッキーのおかげで、もうワンクール恋の真冬に

耐えることができそうです。

 

ちなみに、今年のぼくだけに訪れていた冷夏は、

土屋太鳳さんが出演するバラエティ番組を見ながら、

 

「(これ以上観てたら、この娘を好きになってしまう)」

 

危険に気が付いたぼくは、

迅速に手元にリモコンを手繰り寄せ

華麗にチャンネルを変更。

持ち前の危険察知能力を存分に発揮して

せつない片思いを見事に回避したりと、

なかなかスリリングな夏を過ごしておりました。

 

ですから皆さん、心配しないでください。

そして、探さないでください。