3月の読書メーター
読んだ本の数:12
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ナイス数:188

琥珀のRiddle (3) 魔の囀り<ゴースト・ウィスパー> (ウィングス・ノヴェル)琥珀のRiddle (3) 魔の囀り<ゴースト・ウィスパー> (ウィングス・ノヴェル)感想
バーニーのトラブル吸引能力は天才的。いや、天災的なのかも。いくら貴族だからといって、彼は無敵すぎる。彼の存在感は超ド級で、悪魔さえも影が薄れている感じ。そんなトラブルメーカとリドルがなぜ付き合い続けているのか、エルや有能な執事殿がなぜそれを許しているのか、この物語ではそこが一番の謎かもしれない。果たしてこの物語、どこかへ落ち着くことが出来るのだろうか。
読了日:03月25日 著者:篠原 美季
琥珀のRiddle (2) ブライアーヒルの悪魔 (ウィングス・ノヴェル)琥珀のRiddle (2) ブライアーヒルの悪魔 (ウィングス・ノヴェル)感想
思いのほかスリリングな展開でした。今回も、トラブルのトリガーはバーニーで、それにリディが巻き込まれるという形ではありましたが、魔の存在がより顕在化してきた感じ。今後、ウーリーと魔族との本格的な戦いが起こる予感がします。それにしても・・・リディって一体、何者??
読了日:03月25日 著者:篠原 美季
レーエンデ国物語 月と太陽レーエンデ国物語 月と太陽感想
ユリアの死から100有余年後のレーエンデ。かの英雄が起こした革命の記憶は為政者に都合よく書き換えられ、彼らが愛した人々も、その暮らしも、すっかり変わってしまいました。故国への愛を抱いて戦った乙女と、そんな彼女を愛した少年。新たに誕生した英雄が迎えた結末は、あまりにも哀しいものでした。心優しき人を凶悪な為政者へと変貌させるほどの、深い絶望と憤り。テッサの決断は間違ってはいなかったけれど、レーエンデに更なる闇を引き寄せてしまったようで、とても切ないです。ユリアの想いを受け継ぐ者は、もう誰もいないのでしょうか。
読了日:03月23日 著者:多崎 礼
レーエンデ国物語レーエンデ国物語感想
銀の海の中、銀色に染められ、儚く消えていく命たち。とても美しく、そして、とても哀しい物語でした。稀代の英雄をもってしても叶えられなかった夢。その愛娘が命がけで繋いだ絆さえも、侵略者によって悪しき物語への書き換えられ、歴史の中へ埋もれていく。懸命に生きた彼等の想いは、幸せな結末へは向かわなかった。果たして、彼らの夢見た世界がいつか現実となる日は訪れるのでしょうか。このままでは眠れなくなりそうなので、一気に次巻へ進みたいと思います。どうか次巻では希望の光が見えますように☆
読了日:03月20日 著者:多崎 礼
妖精国の騎士 Ballad ~継ぐ視の守護者~ 7 (7) (プリンセスコミックス)妖精国の騎士 Ballad ~継ぐ視の守護者~ 7 (7) (プリンセスコミックス)感想
待望の新刊!チビ長がすっかり大人になっていてビックリでした。祝宴に懐かしい面々が登場してくれて、それもまた嬉しいサプライズでした。彼らに迫りくる闇は、かつてローゼリーを苦しめたグラーンの闇なのでしょうか。ルシリスとソレスを欠いた状態なのはとても不安ですが、そんな中でアロラがすごく頑張っているのが嬉しいです。ロビン、がんばれ♪(*^ ・^)ノ⌒☆
読了日:03月19日 著者:中山星香
骨灰骨灰感想
敬愛する冲方先生の作品なので気合を入れて読み始めたのですが・・・これは予想以上に怖かった!読みながら何度も心が折れそうになりました。この物語がフィクションだということは十分理解しているのですが、実際に起こった過去の出来事を考えると、心のどこかで「もしかしたら」と思う気持ちがムクムクと湧き上がり、本を開いていない間もじわじわと恐怖心が広がっていく感じでした。現実を侵食するフィクション。こんな怖い世界を紡ぎあげた冲方先生の力量に改めて感じ入りました。しかし・・・暫く渋谷駅周辺には近づきたくありません。
読了日:03月13日 著者:冲方 丁
琥珀のRiddle~ギリシアの花嫁~ (ウィングス・ノヴェル)琥珀のRiddle~ギリシアの花嫁~ (ウィングス・ノヴェル)
読了日:03月10日 著者:篠原 美季
琥珀のRiddle(1)ギリシアの花嫁 (ウィングス・ノヴェル)琥珀のRiddle(1)ギリシアの花嫁 (ウィングス・ノヴェル)感想
謎めいた主人公と妖魔。その上、凄腕の魔法使いや天界の使いまで登場し、読みながらどんどん気持ちが高まりました。この先の展開が全く読めないところもまた魅力的。シリーズ化されているようなので、さっそく続きを手に取ってみたいと思います。
読了日:03月10日 著者:篠原美季
古都妖異譚 玉手箱~シール オブ ザ ゴッデス~ (講談社文庫)古都妖異譚 玉手箱~シール オブ ザ ゴッデス~ (講談社文庫)感想
シリーズの導入部分だからなのか、ふんわりとした感じでゆるゆると進んでいく感じでした。舞台設定やキャラクターには魅力を感じながらも、のんびりまったりな展開に 少し物足りなさを感じました。気持ちにゆとりができたら、シリーズ続編を手に取ってみたいと思います。
読了日:03月09日 著者:篠原 美季
摩利と新吾 欧州秘話 ユンター・ムアリー (フラワーコミックスα)摩利と新吾 欧州秘話 ユンター・ムアリー (フラワーコミックスα)感想
青春時代に読んだ懐かしい物語の後日譚。日本と欧州とに離れて暮らすようになったお神酒徳利が、あれからどうなったのかずっと気になっていました。少し大人になった摩利と新吾。でも、その根底にある物は何も変わっていませんでした。しばし幸せな時間を過ごさせて頂きました。ドジ江様、ありがとうございます。また彼等に逢いたくなったら再読したいと思います。またいつでも逢えるね☆
読了日:03月08日 著者:木原敏江
烏百花 白百合の章烏百花 白百合の章
読了日:03月04日 著者:阿部 智里
レモンと殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)レモンと殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
2023年『このミス』対象受賞作と書かれた帯に惹かれて手に取ったのですが、これまで読んだ『このミス』受賞作と比べてもかなり異色でした。読者をミスリードしようとする強い意図を除いても、読んでいて少々気分が悪くなるような展開でした。この物語を紡いだ作者の力量はすごいと思うのですが、再読はしたくないですね。
読了日:03月03日 著者:くわがき あゆ

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