10月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2146
ナイス数:76

バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々感想
夢枕先生の文章に天野さんのイラストが添えられた、実に贅沢な一冊。でも、内容的には子供向けに書かれているような感じがしました。子供の目に、天野先生のイラストはどんな風に映るでしょうか。きっと、私が感じた以上のワクワクやドキドキを与えてくれるんじゃないかな☆
読了日:10月27日 著者:天野 喜孝,夢枕 獏
あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(七) 碧流篇 (時代小説文庫)感想
長く苦しい日々を乗り越え、ようやく幸にも明るい未来が見えてきた感じ。このシリーズは、読みながら胸が苦しくなるような状況が多いので、できれば、このまま明るい展開になると嬉しいのです(*v.v)。
読了日:10月27日 著者:高田 郁
怪盗探偵山猫 深紅の虎怪盗探偵山猫 深紅の虎感想
大好きなシリーズがついに完結。最後の最後まで、山猫はカッコよかった。いや、むしろカッコよすぎです。これでは、永遠に山猫を忘れることができないじゃないですか。こんな「勝ち逃げ」が許されて良いのでしょうか。「あとがき」にはシリーズを終える理由が記されていましたが、こんな時代だからこそ山猫が必要な気がします。いつかどこかで、また山猫と巡り会える時が来ることを信じて待ちたいと思います。
読了日:10月26日 著者:神永 学
宝石商リチャード氏の謎鑑定 6 転生のタンザナイト (集英社オレンジ文庫)宝石商リチャード氏の謎鑑定 6 転生のタンザナイト (集英社オレンジ文庫)感想
第一部完結。前半はハラハラドキドキの連続で、後半はもうずっと泣きっぱなしでした。リチャードは本物の「大人」だと思います。こんな凄い人の側で時間を重ねている正義もきっと、リチャードさんに負けないくらい魅力的な「大人」に成長するんだろうなぁ~(///∇//) 次に正義と再会する時、彼らがどんな姿を見せてくれるのかとても楽しみです。
読了日:10月20日 著者:辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 5 祝福のペリドット (集英社オレンジ文庫)宝石商リチャード氏の謎鑑定 5 祝福のペリドット (集英社オレンジ文庫)感想
イギリスから戻って以来、二人の関係が少し変化したことを感じます。何よりも、リチャードがとても穏やかになった気がします。正義は就活に邁進中ですが、一番肝心な就職先を見落としている感じ。読者の一人としては、それが何ともジレッタイです。でも・・・一番じれったく感じているのは、リチャードなのかもしれませんね。次巻では、その辺りもよりよい方向へ進展があるといいなぁ~☆
読了日:10月18日 著者:辻村 七子
営繕かるかや怪異譚 その弐営繕かるかや怪異譚 その弐感想
前作では、ただ「怖い」というイメージを強く抱きました。でも、今回読了後に抱いた気持ちは、「畏怖」とか「畏敬」とかいった言葉で表現するほうが相応しい気がします。自分たちとは「異なる存在」に接した時、私たちの祖先はそれを畏れるとともに敬ってきました。その心は、どんなに時代が移り変わっても日本人として失ってはいけないものだと思います。この物語に触れて、遅ればせながらそのことに気づくことができました。昔語りが多く残された土地に生まれ育ったので、まずは、我が家の子供たちに伝えるところから始めてみたいと思います。
読了日:10月13日 著者:小野 不由美
ガラスの城壁ガラスの城壁感想
大好きな神永先生の新作。でも、今回は織り込まれたテーマが多すぎて、読み終わった後もボンヤリとした印象しか残りませんでした。取り上げられていたのは、いずれも、どこまでも深く掘り下げられるような重いテーマばかり。だからこそ、このページ数で描かれた内容に若干の物足りなさを感じてしまったのかもしれません。
読了日:10月06日 著者:神永 学

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