企画展『工事中!』~立ち入り禁止!?重機の現場~ | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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この春、日本科学未来館で開催されているのは、
“『工事中!』~立ち入り禁止!?重機の現場~” という企画展です。





こちらは、街中でよく見かけていながらも、その内側で何が行われているのか、
意外と知られていない工事現場、と、そこで活躍する重機にスポットを当てた企画展。
東京オリンピックを来年に控え、
都内各所で工事が急ピッチで進められている今まさに観ておきたい展覧会です。


会場は、さながら工事現場のよう。




普段立ち入ることが出来ない工事現場に、
足を踏み入れたようで、思いがけずワクワクさせられました。
さらに、ワクワク感をアップさせるのが、重機の実物展示!
ブルドーザや油圧ショベルといったおなじみの重機もあれば、





四脚クローラ方式双腕型コンセプトマシン (日立建機) や、




ミニ・クローラクレーン (古河ユニック) といった近未来感がハンパない最新の重機も。




さらには、実際に操縦席に座ることができるものもありました。




一部を除き、基本的に展示室内は写真撮影OK。
大人の僕でさえ、テンションがあがりっぱなしでした。
これは絶対に子どもが楽しいヤツ!
しかも、ただ重機が並べられているだけでなく、
日本科学未来館らしく、工事現場に関する科学が楽しく学べるコーナーも用意されています。





楽しくて、かつ、お勉強にもなる。
今年の春休み、もしくはGWにどこに行こうかと、
「思案中!」 の世のお父さんお母さん、ココに決まりですよ。
星星


さてさて、今回展示されていた重機の中で、
個人的にもっともテンションが上がったのが、タグチ工業のガジラDSカッター。




かつて、フジテレビの番組 『ほこ×たて』 に、
「どんなものでも切断するカッター」 として何度も登場したあのカッターです。
実物を目にするのは初めて。
その大きさと迫力に、思わず後ずさりしてしまいました。
このカッターに挟まれたら、一溜まりもないことでしょう。
身がすくみました。


迫力と言えば、クローラクレーン (住友重機械建機クレーン) のフックも。




サラッと書いてある (?) 『350t』 の文字を、思わず二度見してしまいました。
350tって・・・。
一体どれだけの重さなのでしょうか。
『シティーハンター』 の槇村香が手にするハンマーでも、100tだというのに。


ちなみに、最新のものも含め、多くの重機が紹介されていましたが、
一番カッコ良かったのは、未来技術遺産にも認定された国産初の油圧ショベル ユンボY-35 (キャタピラー)




シルバーに光輝くボディに、一目惚れしてしまいました。
マイカーを持ちたい願望は、これまで一切なかったのですが。
このユンボなら所有したいです。
もし将来、美術館の駐車場に、
このユンボが停まっているのを見かけたら、僕のかもしれません (笑)


日本科学未来館でたっぷり重機を堪能した後は、
ほど近くにあるダイバーシティ東京プラザへ足を運ばれてみてはいかがでしょうか。




戦闘用の重機 (←?) が設置されていますよ。


 ┃会期:2019年2月8日(金)~5月19日(日)
 ┃会場:日本科学未来館
 ┃
https://kojichu2019.jp




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