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「ドレイ元年」の使用を強制するな

2019年04月02日 04時54分32秒 | 職場人権レポートVol.3

 

新元号は令和に決まりましたが、私は絶対に使いたくありません。今までもプライベートでは西暦を使用して来ましたが、令和への改元を機に、雇用契約書の日付も元号だけでなく西暦も記入できるように、書式の変更をお願いします。

その理由は以下の5点です。①一世一元制など天皇中心の価値観に立つ元号は、今の国民主権、民主主義の価値観とは相容れない。②履歴書を書く際に、改元の度に年度を確認しなければならず、非常に使い勝手が悪い。③特に今回の様に、年度の途中で改元が行われる場合は、決算書の作成にも支障が出る。④これからは経済の国際化と人手不足に対応する為に、外国人も働いてもらわなければならないのに、日本でしか通じない元号にいつまでも固執するのは不合理。⑤請負企業の我が社は業務発注元には頭が上がらないが、その守りの姿勢が、時として社員の自発性や創意工夫の芽を摘み取って来た。元号固執の慣習を改める事で、その悪弊を改める一つのきっかけになるかも知れない。

新元号の令和は「命令に和する」と書きます。「何でも上の命令に従えば丸く収まる」と言われているみたいで、何だか嫌な感じがしました。その後に、令和の令は命令ではなく、貴族が宴で梅を鑑賞する際に詠んだ「令月(めでたい月)に風和む」という万葉集の一節に因む事が分かりましたが、これも一体何がめでたいのか?一向に分かりません。

オリンピック・万博開催を控え、マスコミは盛んに祝賀ムードを演出しています。しかし、目を地方に転ずれば、福島では原発事故の影響で故郷に帰れない人が今も大勢います。沖縄の辺野古でも、県民の基地撤去の願いも虚しく、新たな米軍基地の建設が進められています。4月からは過労死基準を上回る残業を容認する働き方関連法が施行され、10月には消費税も10%に上がります。

かく言う私も、時給こそ千円に上がったものの、非正規の給料だけでは食べて行けず、夜も週2日はダブルワークを余儀なくされています。「アベノミクスで有効求人倍率が上がった」と政府は言いますが、「副業しなければ食べて行けなくなった」と言うのが実態ではないですか。これの一体何処がめでたいのでしょうか?!

勿論、これは私個人の価値観であって、社内にはまた別の価値観を持つ人もおられるでしょう。西暦ではなく元号を使いたい人もおられると思います。そういう方の元号使用の自由は尊重されなければなりません。それと同様に、私の西暦使用の自由も尊重されて然るべきではありませんか。

日付表記にどの紀年法を選択するかは、本来、個人の自由であって、そんな事まで法律で強制すべきではないと思います。現に、それを規制する法律もありません。だったら、この際、我が社としても、これを機に、元号でも西暦でも記入できる様に、雇用契約書の書式を改めるべきではないでしょうか。

今まで平成×年と書かれて来た雇用契約書の日付欄を、単に×年と変えるだけで済む話です。これが公文書ならまだしも、民間企業の雇用契約書にまで、元号使用を強制されるいわれはありません。現に、元号から西暦使用に踏み切る企業も増えています。

以上の理由から、雇用契約書の書式変更を是非お願いします。

(追記)

会社HPへの意見投稿は1千字以内に抑えなければならないので、上記ブログ記事の内容を更に整理して、下記の文章で投稿しました。

元号だけでなく西暦でも書類記入できるようにして下さい。

私は普段から元号でなく西暦で年数表記するようにしていました。それは、西暦の方がはるかに分かりやすいからです。その上で、役所に提出する書類や履歴書に限り、やむを得ず元号で年数表記するようにして来ました。ところが、今回の改元で、昭和・平成に加え令和でも表記しなければならなくなりました。これでは契約更改で雇用契約書にサインするたびに、慣れない元号の年数確認に時間が取られる事になってしまいます。
元号は不便なだけではありません。元号とは、古代中国で「皇帝が国だけでなく時間も支配する」という考え方から、皇帝の命令で年数を記録するようにしたものです。それを日本も取り入れ、天皇の代替わりのたびに改元するようになりました。いずれにしても、今の国民主権、民主主義の価値観とは相容れない旧時代の遺物であり、民主主義の発展にとっては有害以外の何物でもありません。
しかも企業にとっても何のメリットもありません。西暦なら足し算引き算だけで簡単に年数が計算できるのに、元号では改元のたびに年数を書き換えなければなりません。今回のように年度途中に改元が行われると、決算にも支障をきたすようになります。政府はそれを取り繕うために、「今年度に限り5月1日以降も平成の使用を認める」と言い出しました。しかし、そんな事をしたら、ますます混乱に拍車がかかってしまいます。
世界の中でいまだに元号を使用しているのは日本だけです。政府は「それが日本の伝統だ」と言いますが、元号なんて中国からの借り物に過ぎず、江戸時代以前は貴族や武士、僧侶階級にしか普及していなかったのに、何故そんな一方的な理由で使用を強制されなければならないでしょうか?今後、経済の国際化と人手不足に対応する為に、外国人材も積極的に活用しなければならない中で、日本でしか通用しない元号に、何故いつまでも固執するのか理解できません。
それでも元号を使いたい人は使えば良いと思います。しかし、元号よりも西暦を使いたい人にまで、不便で旧時代の遺物である元号の使用を強制される筋合いはありません。今後は、雇用契約書に日付を記入する際に、元号だけでなく西暦でも記入できるように、日付欄の元号名を削除して下さい。

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