亡国の政令改、未明に成立

皇紀2678年(平成30年)12月9日

改正入管法、未明に成立=政府、来年4月導入へ準備-外国人就労を拡大:時事ドットコム

参院は8日未明の本会議で、外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法を自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決、成立した。政府は来年4月からの新制度導入を目指し、詳細な制度設計などの準備を進める。臨時国会は10日の会期末を前に事実上閉幕した。

(時事ドットコム)

 第二次安倍内閣以降、最悪の通常国会でした。ただ「どんちゃん騒ぎ」しただけの「反安倍」闘争が一応の盛り上がりを見せた安全保障関連諸法案の審議よりも何よりも、今国会は史上最低の仕上がりでした。全ての自由民主党、ならびに創価学会政治部(公明党)の衆参両院議員には、自決する一歩手前ほど恥じてもらいたいものです。

 必ずや「あの時が日本の崩壊の始まりだった」という日が来るでしょう。安倍晋三首相の名は、ご本人が「日本を取り戻す」と胸を張ったのとは逆に「日本を売り飛ばす」ことを達成させた最凶の売国奴として残り続けるに違いありません。安倍首相を支持してきた多くの人びとを、とうとう盛大に裏切ったのです。

 いい加減な安保関連法で自衛隊を困惑させ、種子法を廃止し、水道法を改正して、自由貿易側に立ち、とにかく私たち国民の目を誤魔化すのが上手な首相でした。第一次内閣の失敗を生かした結果がこれだったのです。

 一方、努めてくれた事案もありました。それは主として外交でしたが、それでも露国のウラジーミル・プーチン大統領の不信を買ったため、日露講和交渉が暗礁に乗り上げたのです。私たちを騙せてもプーチン大統領を騙すことはできなかった、と。

 それでもまだ安倍内閣が続きます。「野盗」と申すべき野党各党の他に類例のない体たらくがそうさせるのであり、つくづく与党が「中道左派」で野党がほぼ全て「左派か極左」というわが国の惨状がその原因です。右派保守派の政党が一つも議席を獲得していません。こんな国は異常です。

 しかも日本の保守とは何かが多くの人びとに全く理解されていません。欧米の保守政党、或いは右派・極右政党とまるで同じことなどいっていてはいけないのです。わが国が「皇おわす祭祀の国」であることに立ち返り、取り戻すことこそ政治の目的でなければなりません。それが達せられてはじめて全て国民は、宗教原理主義の欧米に決してない自由を謳歌するのです。自由でおおらかで、何ごとも取り入れ、自分たちで取捨選択できる日本を。

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『亡国の政令改、未明に成立』に5件のコメント

  1. 奈々子:

    【緊急授業参観】入管法の改正についての裏と○と✕】
    http://bandou.an-an.org/index.php?QBlog-20181128-1

    元公安の坂東忠信さんが、法案の主な内容を三つに分けて述べておられました。第二 の法務省設置法の一部改正について、

    でも「第二」には美味しいところもあって、現在の入国管理局が「入国在留管理庁」になる上で必要となる関連条項の改正が盛り込まれています。

    【出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律案要綱】
    ttp://www.moj.go.jp/content/001273525.pdf

    多くの保守派の皆さんはこの美味しい部分を知らないのです。

    当然です。
    本来ならこうした公務機関の法改正案や資料統計の発表などは、公共放送たるNHKが発表すべきところこれをせず国民はそんなことを知らないからです。
    仕事しろよ(-_-;)

    加えて、今回野党側はいつもどおりの「自民あっての反自民」をまたやっているかのように見えますが、そもそも特定世界市民勢力にしか支えられていない野党の皆さんが蓮舫さんを筆頭に移民に反対している段階でおかしいでしょ?

    彼らが本当に反対しているのは、実はこの「第二」。

    つまり現在の入管が「入国在留管理庁」に格上げされてしまうと、日本を非武装中立の無国籍多民族エリアにしたいところ(さらにその後は特定国家の傘下に入りたいところ)、それができなくなるからですよ。

  2. やす:

    日本には保守政党が一つもないとは本当にその通りだと思います
    でも考えてみたら明治政府が左派だったのだから、その流れで150年も続けばこうなるのは当然かもしれないと私は思います
    元々右派左派という対立構造は日本にはなく、天皇陛下を最高権威としたシラス国日本を守るという一本の筋道しか無かったわけで、それを薩長が議会制民主主義の猿真似で破壊し、必要のなかった対立構造を作ってしまったことがそもそもの間違いです
    保守政党がこれまでなかったわけではないですが、定着しなかったのは日本に合わなかったという一点に尽きるわけで、どちらかを選ぶというより一本の筋道に向かって皆で突き進んでいくという和の精神が悪い意味で捻じ曲げられてしまった結果だと私は考えています
    日本人は莫迦だとかお人よしとか、マッカーサーには小学生だとか言われる理由はこの辺にあると思っていて、高すぎる民度とのギャップが世界で浮いてしまってるからそう思われるのかもしれません
    だからこそ西洋の民度に合わせていかないと騙されるという理屈はある意味正しいですが、それが幸せだとは私は思いませんし、汚れるのは政治家だけで十分なはずです
    だから政治は綺麗ごとではできないと言われるのかもと私は思っていて、一本の筋道を立てて国民の民度を守る 或いは汚さないために、あえて泥を被るのが政治家の役目であり、国民主権はその泥を我々にも被せようとするものです
    赤信号皆で渡れば恐くないと同じで、一人で泥を被る覚悟のない政治家ばかりだから責任も取らないし、そうさせるのは議会制民主主義に欠陥があるからですよ
    こんなのは明治30年ぐらいで終わりにするべきでしたね
    もう一度シラス国日本という原点に立ち返って政治家のあるべき姿を取り戻さないと本当に日本の歴史は終わると思います
    それには教育しかないです

  3. 心配性@我は蛮夷なり:

    IMFのご下命があったようです。
    IMFは前回、日本に対して「女性の活用」を強く訴えました。
    今度は「多民族共生」を迫っているようです。(そうしないと日本は潰れると。)

    日本のGDP、今後40年で25%減=外国人材の拡大検討を-IMF
    https://www.jiji.com/jc/article?k=2018112900015&g=eco

    「少子化」の最大の原因は、「子ども好きだから5人は欲しいわ!」と思っているご夫婦が、「経済的理由」等から1人ぐらいで我慢するという異常な状況が、何十年も続いたことにあります。

    また、中小企業や商店街の衰退は、東京一極集中に原因があるのではなく、上記の理由に加えて、各種規制緩和、大手スーパーや家電量販店などの野放図な全国展開が最大の理由だと思います。

    とはいえ、日本共産党も、水道や技能実習生はともかくとして、移民(労働力)の受け入れ自体は歓迎しているようなので、右も左もグローバリズムが主流といった感じでしょうか。

  4. きよしこ:

    年の暮れが近付くにつれて胃に穴が空きそうなほど「平成最後の」というフレーズがあちこちで飛び交っていますが、まさにこの三十年は「喪失」と「白痴」の時代だったかとは思います。私はそもそも我が国が民主主義とは根本から相容れない国柄であると思っていて、極めて危険なリベラル思想を破壊活動家らが批難するという有様を見れば、私たちが如何に歴史や領土、インフラ、食料自給や教育に対して無知無自覚で無責任、さらに傲慢な「一億総夜盗」と化したか嫌というほど実感します。

    この期に及んで安倍首相を救世主の如く崇めたい人々にも困ったものですが、こうなれば報道権力や単なる害でしかない野党の事は完全に無視して強引に「日本第一主義」の政策を進めていく他ありません。というより今までが異常にその勢力に「忖度」しすぎていたのです。どこぞやの弁護士崩れが「安倍政権は今度の選挙でしっぺ返しを・・・」などと言っていましたが、来年の選挙でも(情けないことですが)与党が圧勝するに決まっています。私も死んでも野党には投票しません。

    平成の御代が失望と狂気に満ちたまま終焉を迎えるのは本当に心苦しいことですが、せめて次の時代こそ「倍返し」で世界唯一の祭祀主義を急速に取り戻せるよう、誰よりも私たちが覚悟を決めなければならないのだと思います。

  5. おつかれ48:

    今回の様々な法律の改正について擁護する意見も散見されますが、ならばなぜ種子法を廃止したのか?水道事業の一部民営化に踏み切ったのか?これらについては納得がいきません。これまでの労働規制緩和の流れを含めて考えれば、結局グローバル企業と呼ばれている一部勢力に少しづつ浸食されており、このことが多くの日本人の常識にならなければ欧米諸国と同じ道を歩むと思います。しかし、それを待っている時間もあまりないようです。どうすればいいのか。私などにできることは結局は地道に周りの人に話をしていくしかないのでしょう。各地に同様な危機感を持った人の集まりができてくるといいと思います。