椎根地区の群倉
鰐浦地区の群倉
舟志地区の群倉
青海・豆酘瀬地区の群倉
群倉は集落の山沿いや道路沿い、川沿いに設けられているようで、単独で設けられた倉も多くみられた。近年に建築されたものとみられるものもあったが、椎根の群倉にみられるようにかつてはこのような石屋根であったものであろう。上対馬の鰐浦・舟志・青海地区でみられた倉は収納のみのものが多かったが一部片側の下屋部分を作業空間としているものもみられた。
椎根地区の倉では片側の下屋部分を作業空間としているものや四方を作業空間としているものが多くみられ、地域によって平面の造り方が違っているようである。隅柱は正方形で間柱は長方形のものが使用してあり、壁を板壁としているのは全島共通の造りのようである。