2019.09.12
フランス生活と差別
最近愛読中の辻仁成さんのフランス滞在記
↓
https://www.designstoriesinc.com/jinsei/
さすがプロの作家さんなので
本当に読みやすくて、興味深い内容です。
このサイトの中に、
「フランスで差別された時の対処法」という記事がありました。
息子さんが「ニンハオ」とからかうように言われたと憤慨して帰って来たというお話。
こういう事、けっこうあるんです。
私も『ニーハオ』って言われたこと、何度もあります
先日は、近所を歩いていたら
すれ違いざまに見知らぬマダムが
『まったく、最近は中国人が多いわね!』と
私を見て吐き捨てるように言ったので
突然のことに驚いて反応できず
家に帰ってからフツフツと怒りが湧いてきました。
だから、辻さんの息子さんの気持ちがよくわかります。
辻さんはこの時、反論できなかったお前が悪いと諭したそう。
そうですね
腹が立ったなら、
不当な扱いを受けたなら
言い返さないといけない。
でも、こういう事って
だいたい不意打ちなので、怒り慣れてない日本人なんかは
咄嗟に反撃モードになれないんだよなあ、、
なんて思いつつ読んでいると
フランスで生きていきたいなら、フランスに媚びを売るな。フランス人に尊敬されるくらい強い自分を持て、フランスとはそういう国だろ。自分を持っている人間はリスペクトされる。自分を主張できない人間は脱落していく、そういう世界だ。一部のバカな人間にちょっとからかわれたくらいでその怒りを神聖な我が家に持ち込むな。そのくらい強くなれ。言い返せないお前の負けだ。
ああ、その通りです(T_T)
フランスはそういう国です。
差別、攻撃してくる人は
いなくなることはないので
自分自身が強くなるしかないんです。
頑張りすぎたり、
強くなりきれなくて
心を壊してしまう日本人はたくさんいます。
むしろ、フランスで何年も生活していて
全く、少しも病んだことがない日本人の方が
少ないでしょう。
バカンス☆
ワイン美味しい☆
なんていう魅力もありますが、
基本的に、フランス生活は大変です。
私はいつも日本への一時帰国から
フランスの空港に帰って来た瞬間に
心が戦闘態勢に入るのがわかります。
治安にも気を付けなくてはならないし
心を強く持たなくてはいけません。
私も、もっと強くなりたい。
いつどこで何を言われても
気の利いた一言を言い返せるように、、、
心が壊れない程度に頑張って行きたいと思います!
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