マスクの在庫が減ってきたので、ドラッグストアの朝の行列に並んできた。

が、撃沈……！




本日はマスクの入荷はございません


オゥフ……



以前に並んだときは、わたしの直前で売り切れたっけ。


目の前でダンボールの中身が空になる瞬間を見るよりは、入荷無しの方がダメージは少ない……少ない……？かな。



３０分前に並んだんじゃ買えない。
４０分前では、7枚入り5枚入りの少数パック(しかも高額、香り付きなど特殊なもの)しか残っていない。

幾度かの挑戦を経て、箱入りマスクの入手には1時間前から待つしかないことを学んだ。



だがしかし！


入荷があるかないか判明するのは開店時間までわからない……！

開店前に準備をする店員さんにもわからないらしい。
開店時間の前後に判明するらしい。

(バックヤードで連絡がくる？)

らしい、らしい、で申し訳ないけれど、わたしはしょせん一般消費者なので詳細は不明なのである。

開店後5分か10分ほどで入荷かどうか行列客に伝えられるので、そうなんだろう、と推察するのみ。


今朝、わたしは9時開店のドラッグストアに8時から並んだ。
わたしの前にはすでに20人か30人か並んでいた。

そして9時7分に悲嘆のラインを(夫に)送っている。



おそらく9時5分ほどにマスクの入荷状況(無い)を聞いたのだろう。
その時点で、わたしの後ろには50人以上の人が並んでいた。


わたしを含めすべての行列客は怒号どころか店員への質問もなく嘆き声もあげず、ごく静かに解散した。

誰のせいでもない。
無いんだから仕方がない。


そこには小さなため息と疲労があるだけだった。




1時間待っても入手できない。


たかがマスクのために、何十人…100人近い大人が行列する滑稽さ。

ちょっと息苦しい手作りマスクで曇ったメガネを拭きながら、これは悲劇なのか喜劇なのか、いつまで続くのか、考えるのだった。













新型コロナウイルス騒動が無くても花粉症なのでマスク必須(花粉症の季節がきた )なんだから、もっとたくさんの備蓄しておけばよかった……

















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