NHK『麒麟がくるまでお待ちください』は楽しい!
『独眼竜政宗』『国盗り物語』『利家とまつ』ときて、とうとう『秀吉』だー!!
心配ご無用!
めっちゃ好きだった。
いちばん好きな大河ドラマかもしれない。
松岡の森蘭丸美少年だー!
(そこ?
ひさびさに見たけど、きっちゃない!
ばっちい秀吉だなあ。竹中直人。
泥鼻水ヨダレ汗涙血!
ごもっとも!
めちゃくちゃだけど勢いが楽しい。
面白い。
そうか、ラストってお花見だったっけ。
そうだった、そうだった。
金色で華やかで夢のような最終話だった。
『軍師官兵衛』の老境の秀吉と混ざってた。
老醜を晒していったのは別作品だったか。
蜂須賀小六(大仁田厚)と石川五右衛門(赤井英和)の格闘技出身俳優の力こそパワーな肉体の説得力。
まだ好青年だった高嶋弟の弟集大成な豊臣秀長。
可愛すぎる美しすぎるおね(沢口靖子)。
得体が知れない背景を感じさせる千利休(仲代達矢)。
おふくろさま:大政所:なか(市川悦子)の愛らしさ。癒しボイス。最高のナレーション。
おやかたさま:信長(渡哲也)の圧倒的存在感。
足利義昭(玉置浩二)のおもしろ。
佐吉:石田三成(真田広之)の凛々しい美しさ。
そしてそして。
観てた当時はなんとなくスルーしてたけど、秀吉のライバル明智光秀(村上弘明)の演技が素晴らしい。
ただの逆賊ではない、教養と知性があり平和主義という『麒麟がくる』で長谷川博巳が演ろうとしている光秀像の雛形とでもいうべき明智光秀。
改めて……完成度が高い!
ハセヒロの光秀にいつも感じる物足りなさって、この『秀吉』の村上弘明の光秀の印象が残ってたからなんだと思う。
ちらっと振り返っただけでも、秀吉や光秀に……その他の人々に、芯がある。
めちゃくちゃなようでいて、この人物ならこう動くこう話すという‘人物造形’に異常はない。
物語や展開に合わせて操られない。
‘その人’が生きている。
突飛でも荒唐無稽でもいい。
わたしは物語の中にいる、その人の息吹を感じたいんだ。
漫画でも。小説でも。映画でも。ドラマでも。
どれでもおなじ。
それがよくわかった。
人気ブログランキング
にほんブログ村