伊勢ー白山　道

参考記事：老子の言葉　第五十二章『自分自身で変わることが可能なのです』

「老子の人生論」第五十二章

宇宙には始まりが有ります。
この生み出した働きを、宇宙の母とします。

母親のことが分かれば、その子供であるコノ世のことも良く分かります。
コノ世のことが良く分かれば、またその母親（宇宙）のことも良く守ることが更に可能に成ります。
そう成れますと、コノ世に住む人々は、死ぬまで生涯にわたり幸福に暮らすことが可能に成ります。

コノ世の盲点を塞（ふさ）ぎ、危険な入り口を閉ざして行けば、死ぬまで心労で疲れることが起こりません。
逆に、コノ世の盲点に注意を払わず、盲点に引っ掛かって行けば、生涯にわたり苦労が絶えません。

小さなことにも気付けることを、本当の知恵と言います。
柔軟な人物こそが、本当に強い人です。

小さなことにも気付ける知恵の光を働かせながら、
常に知恵を頼りに戻ることが出来る冷静さならば、
自分の身に災いが起こることは有り得ません。
これを「常に学んで行く道」と言います。

（感想）

昔の人は、「その親を見れば、その子供のことが良く分かる」と言ったものです。
昔の企業には、面接試験に親（または親代わりの親族）を同伴させる会社もありました。その後に問題視されて、親族の同伴面接が廃止されたはずです。

これはワンマン社長ならば、思い付きそうなアイデアです。
批判されても、「それで全てが分かるから」ということです。
結婚のための御見合いでも、相手だけを見てもその本性が分からないでしょう。でも、相手の親を見れば、色々なことが分かるものです。

その結婚後は、どうなるか？
相手の親を見れば、分かる人には簡単に分かります。
有名私学・国立の小学校受験の面接も、まさにこれです。
その子供の親を見るための面接なのが、学校側の本音です。

しかし、世の中には反面教師という言葉もあります。
自分の親がどんなであっても、逆に注意点が良く分かって、
子供は良い方向に生きることも多々あるのが実際です。
コノ世の成功者には、貧しい家庭の人も多いのが現実です。
何が幸いに転ずるのかは、自分次第なのです。

老子は、このような法則が宇宙まで同じだと指摘しています。
宇宙のことがより分かれば、地球が奇跡で成り立つことも、それが「有り得ない！」幸運の連続によることも、人類は認識するのでしょう。
間に合うことを希望します。

次の指摘は、
・　コノ世の幸福は、いかにして小さな盲点に気付けるのか？
これに懸かっているということです。

やはり注意深く生きないと、コノ世は災難が来る世界だということです。
精神世界では、ありのままにポカンと生きることを自由を盾にして言う先生が多いですが、実生活では細かい金勘定をしながらスタッフさんを怒鳴りつける先生ばかりだと、出版関係者からその実態を聞きます、笑。
金を払って逆を聞かせられる一般人が、実生活で幸福に成れる訳がありません。

老子は、「盲点に注意して生きなさい」と、心配する親のように教えてくれています。
それでも人生では、色々な目に遭うものです。
その時は、
・　柔軟で居なさい。
とも教えています。

臨機応変に、意地を張らずに、柔軟に生きましょう。
これこそが、本当に強い人の生き方なのです。
「柔よく剛を制す」、なのです。
参考にして頂けますと、幸いです。


（カレンダーの説明は「１０月の自然観察日」を参照）
＊【あなご君】（http://www.sinjidai.com/~miyagi/anago-hi-net.html）
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生かして頂いて 有り難う御座います

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