パーフェクトな人はいないはずなのに『強い組織は、人の欠点を無視することで「凡人」を戦力化する。』を読んで

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何かしらの活動をしていてその質を高めることは大切です。

論文なんかを書いていると、いくら見返しても間違いに気がついて直しをします。

前の職場は自分だけでなく、多くの人のチェックがはいっているのでそれはそれで大変でした。

でも、自分一人で見直しても見落としてしまうので、助かる面もあります。

ここに書いているようにPCで見ても気がつかないことは多いので、紙に印刷していますが、そんなことを何回も繰り替えます。

リコーのWebより「「紙」に印刷すると間違いに気づく理由 =「画面」にはない脳の働きとは?=」
(より引用) 非常に興味深い記事を見つけました。 「紙」に印刷すると間違いに気づく理由 =「画面」にはない脳の働きとは?= リコー経済社会研究所の河内康高研究員が自社ブログに投稿したものです。 人間の認知としてPCなど自分で光を出すものを見...

さて、そんなことを考えていますが、でも人って完璧な人はいないはず。

特に私たちが専門とする、特別支援教育の世界ではとても凸凹の激しい人ばかり。

得意と不得意の差が大きいですね。

私も、新しいことにはどんどんと進んでいきますが、整理はとっても苦手です。

これは、前の職場のデスク周り。

転職が決まって、片付けをしないといけないのでビフォアアフターのためにまずは散らかっておいた方を撮っておこうお思ったもの。

なんとか段ボールに納めることにはなりましたが、相当大変でした。

そんな私でも雇ってくれるのですから大学というのはいいところです。

多分、発達障害のある人の就労支援場所としてもいいのでしょう。

ですが、一般の企業となると、そういった凸凹した人はなかなか受け入れられない。

こんな記事がありました。

強い組織は、人の欠点を無視することで「凡人」を戦力化する。

強い組織は、人の欠点を無視することで「凡人」を戦力化する。
結構前の話だ。 とある会社で、一人のマーケティング担当が辞めた。   彼はそれまで、その会社に存在しなかった メディアを使ってリードを獲得する手法を駆使し、大量の成果をあげていた。   当初、その功績…

エピソードとして有能なマーケティング担当の人がいましたが、彼の「だらしなさ」が問題となってその会社を辞めたという話。

企業の評価基準として

「そつなく、全てをこなすことが評価される」、つまり欠点がないことが評価される企業。

「得意なことだけ評価される」、つまり、欠点には目をつぶる企業。

学校の勉強でも、国語はできるのに数学がだめだから数学頑張りましょう、となりますよね。

受験勉強でも、得意な数学の点数を90点から95点に上げるのは大変だけど、苦手な英語を20点から50点に上げるのは簡単だからと言われました。

こと、点数だけだとそんな気もするんですが、苦手な教科というのはそれだけでもやる気が出ない。

簡単な数字だけでいえない気もします。

上記の記事では

例示として

・社内では優秀なほうのプログラマーだが、服装がだらしなく、どうしても時間が守れず「遅刻」ばかりする人物。

・業界知識豊富なPR担当。記者の受けはよいが、納期にルーズで、約束を守らない人物。

・どぶ板営業で、新規顧客の開拓が得意な営業だが、事務仕事が苦手で、山のように未処理の書類を積み上げている人物。

・お客さんから評価されるデザインをするが、口が悪く、皆に嫌われている人物。

・事務仕事が素晴らしく正確なのだが、喧嘩っ早く、他の人との諍いが多い人物。

といった人は評価されないとしています。

そこには

「能力には最低ラインがあり、それは自助努力で克服せよ。」

という暗黙の了解があるそうです。

この記事自体は組織論なので、個人はあまり出てこないかもしれません。

でも、人は誰もが違っている。

そういうことをあらかじめ分かって上でその人の良さを生かしてくれる社会になって欲しい。

この記事の最後には以下のように書かれています。

さて、「優等生」を好む組織で働くか。

「得意なことだけせよ」という組織で働くか。

どちらが好みだろうか。

多様であるべきだと思いますので、私はどちらであれとは思いません。

やはり、能力の高いことは評価されるべき。

でも、そうでない人も特異な面があるし、それを見つけるのが教育だと思います。

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