稲刈風景と鍛冶職人と遺言 | たまにはTSUKIでも眺めましょ

稲刈風景と鍛冶職人と遺言

 
手刈りの稲刈りシーズンに突入した。
自分自身の田んぼの稲刈りは少し始めたばかりだが、
米作り初めての面々の半分が稲刈りを終えた。
今週末が残りの半分の方々だ。
 
数年継続している面々は
各々のペースで自由に米作りしているので、
その稲刈りも徐々に進んできている。
 
刈った稲が
オダに掛けられてゆく景色は美しい。
 
今、普通の農業ではこのオダ掛け(ハサ掛け)はしない。
コンバインで刈ると同時にモミとなり、
乾燥機に入れられて翌日には食べられる状態になる。
 
俺らのはアナログだし、
近代型コンバインも大きな乾燥機械もないので、
全て昔ながらになる。
 
オダにしばらくの間掛けておくのだ。
 
天日干しされ、風に揺られ、
おいしくなるのである。
 
 
先週末、
仲間がクワを新調したいというので、
90歳になる半農半”鍛冶屋”に行った。
田んぼの近くにいらっしゃる。
 
家庭内工業的に
家の中の敷地に鍛冶場があって、
昔の働き方ってこうだったんだな〜、
といにしえの暮らしに想いを馳せる。
 
まだまだ現役で、
畑もしてるし、
クワや包丁も作る。
 
そのクワの使いやすいこと。
実際に畑をやっているからわかる
使いやすい角度などがあるのだ。
 
まだ3~4回しか会ったことないのに
俺の名前を覚えていてすごい。

腰を曲げながらも農作業する姿、
田んぼへの道すがらよく目にして、
その度に、
こう老いていきたいなと
感動を覚える。
かっこいい。
 
前回行った時は、
家を整理していたら出てきた錆びた包丁4本を持っていった。
研いでもらってお代をお支払いしたかったのに、
研ぎ方と、どんな砥石を買ったらいいか、
教えてくださり
お金を使えずに帰ってきた。

「いい仕事すれば、
  また来てもらえるからね(^^)」

さりげなくそんな言葉をいただいて、
その謙虚さとともに商売の真髄に触れ、
ハッとさせられた。
 
こうした素晴らしい長老とお会いすると、
歳を取ることが楽しみになる(^^)
 
 
 
先日、朝日新聞のウェブニュースで、
遺言サービスを法務局が始めたことを知った。

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14629105.html?ref=mor_mail_editorial&fbclid=IwAR3c4_dB387K_JvVDbiI9SF5bnKdEJp1AWVI0fVohyBSZOm8HxJu4IyPgu4

 

 

法務省のHPにも見つけた。

http://www.moj.go.jp/MINJI/minji03_00051.html?fbclid=IwAR1L30yq-t7NcOF8u4q2cXero1rBU1Y3NIjHUjQRe7plUcNq_wR-CWGiPro

 

 

(社説)遺言の活用 思いを確実に残すため
たった3,900円で法務局が遺言を保管してくれる。
 
もし死んだ後のことを考えて準備したほうがいいね。
若い人も、命は突然に奪われることもあるからね〜!
 
 
 
9月27日(日)〜 オンライントーク
「アフターコロナ時代の
   農を中心とした地域づくり』

 

 

 

【 髙坂勝 トーク 】

 

 

 

●10月10日(土)20:00~22:00 Zoomでトーク
             テーマ「次の時代を先に生きる」
      主催&ナビゲーター:チャービー・藤田和美さん
●10月18日(日)8時半〜(予定)
  リモート田楽学校 from 綾部
   「田舎に散れ!〜
     必要なのはちょっとの勇気とイマジネーションと
        わずかなマネー」
 
 
            ====================
     髙坂勝の著書
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以下の本の3章と4章で髙坂も、
平田オリザさんと藻谷浩介さんに混じって鼎談しています

 

 

以下の本の第6章全体で、
髙坂/タマツキ/移住者のことを取り上げてくれています。
実践者が語る半農半Xのいまとこれから
1,980円     ご希望の方は髙坂までご連絡ください
                  oh.moonsetアットマークnifty.com