同じ相手の人なのに・・・

2019年11月19日 2022年6月26日

武市潔

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美味しい料理を食べて「わー、美味しい！すっごく幸せな気持ちー！」と喜ぶ方もいれば、同じ料理を食べているのに一言もしゃべらなかったり「うーん、少し味付けが濃いかなー私には？」と少し難しい顔をされる冷静な方もいます。あるいは綺麗な夕陽を見た時に、「わぁー、キレイ！なんだか心に染みるような感動的な色だねー」と熱く語る方もいれば、「なんだか真っ赤で怖いね。暗くなる前に帰ろうか」というクールな方もいます。

お見合いの印象

同じシチュエーションでも、リアクションは人それぞれということですよね。
どちらが良いとか悪いとかではありません。それは好みの問題です。
お見合いでもそういったことがあります。
同じ相手の人なのに、全くお見合いの印象が違う感じになることが・・・。

少し前の話ですがＭという男性とお見合いをした二人の女性がいました。
先にお見合いをしたＡ子さんという女性はその男性をあっさりお断りしました。
その報告を聞いてみると「なんだかあまり結婚に対して積極的でなく、ハッキリとしない方でした。良い方とは思いますが、時間の無駄になりそうなので・・・。」という答えでした。
その2週間後くらいに別の同年代のＢ子さんという女性とＭさんはお見合いをしました。

相手との相性次第で雰囲気が変わることもある

Ｂ子さんの返事は「とても積極的な方で好印象です。是非お付き合いしたいです♪」です。
その後、ふたりは交際になり、トントン拍子で話は進み、あっという間の成婚退会となりました！
成婚退会時には、今から結婚式の式場選びや結婚指輪を見に行くとのことで、出会ってから僅かとは思えないスピードで男性が手際よくリードされているのです。
Ａ子さんから聞いていた「結婚に対して消極的なハッキリしない男性」とは大違いです！

実はＭさんの本質は、明るく積極的で段取りよく行動する方だったのでしょう。
特段、2週間の間にＭさんの人間性が変わったわけではありません。（笑）
Ａ子さんもＢ子さんも同年代のそれぞれに魅力的な女性ではありました。
しかしＡ子さんからみたら「結婚に対してはっきりしない消極的な男性」に感じたのですね。

もちろん、これも相性といえばそれまでですが、それ以外の要素も実はあります。
Ｍさんをはっきりしない雰囲気の男にしてしまったのは実はＡ子さんだったりするのです。
その後、暫くしてＡ子さんと別件で婚活の作戦会議をしようとなって感じたのですが、Ａ子さんは（早く結婚したいとの気持ちが強く）お見合い時に積極的過ぎて、男性が引いてしまった様です。

お互いが自然体で出会える時

ケースバイケースですが最初から「結婚の話」を女性から積極的にされると、気持ちが引いてしまう男性もいますからね。Ｍさんはそのタイプの男性だったのですしょう。
その積極的さに引いてしまったＭさんはA子さんに「はっきりしない男」認定されたのです。

人は人によって化学反応を起こすことが、いいにしても悪いにしてもありますから！
ＭさんからみたらＡ子さんが結婚を急ぐ、どこか怖い人に見えたのかもしれませんね。
相性もあるでしょうし、自分の無意識の態度で相手の気持ちを変えることだってあります。

ニコニコしている相手か、怒ったような顔の人相手かでも、雰囲気は変わりますしね。
自分の心がけ次第で相手の本音、本質的な部分が見えなくなることは多いものです。
願わくば、お互いが自然体で一番良い状態で出会ってくれたらいいなぁと思います。
そのＡ子さんもその後半年くらいして、穏やかな方と幸せに成婚退会されていかれました。

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