先週末、札幌市から特別定額給付金の通知がありました。こちらは実質郵送のみの受付となります。(オンライン受付もしている、とのことですが「開けない」など使えない状態が続いているようです)
さて昨日で緊急事態宣言が解除され正常化に向けた動きが始まりました。
5月15日以降、北海道の「休業協力・感染リスク低減支援金」の申込が始まっています。
これは道の休業要請や感染リスク低減要請に従った企業に対し、補償を行うものになります。
例えばナイトクラブなど遊興施設については休業要請がされましたがそれに従って休業したお店に対し、支援金が支払われる、というものになります。
つまづき①、申請先が道か札幌市か
北海道とは別に札幌市でも同じような支援金を用意しています。さてどちらに申請?それとも両方?
立て付けはこんな感じです。
まずここでわからなくなります。わかりやすく説明しますと、
「酒類の提供がない飲食店」(従来から19時以降に酒類の提供がない飲食店も含む。)の申請先のみ札幌市であとは北海道に申請することになります。札幌市、北海道とも、申請は「オンライン申請」「郵送申請」両方での受付となります。間違えて、そのほかのタイプのお店が札幌市に郵送で申請を送った場合は申請書を「北海道の支援金事務局に転送します」としています。
申請が煩雑になるのを避けるため、基本的には北海道に申請すれば北海道と札幌市の該当する支援金を受けられる、という流れになっています。
北海道のオンライン申請受付サイト ⇒ 「北海道休業協力・感染リスク低減支援金」
つまづき② そもそも自分のお店は対象か
対象か対象外か、(今回自粛要請を受けたのかどうか)はこちらの資料でご確認ください⇒「休業要請対象業種一覧」
いろいろな要請が入り混じり、混乱が起きています。飲食店やスナック、バーなどは報道もされるので該当するのだろう、と分かりますが、学習塾は?家庭教師は?となっていくと確認した方が早いと思います。業種一覧でご確認ください。
つまづき③ どうしてもオンライン申請ができない
オンラインでの入力が苦手、と言う方は、郵送でも申請を受け付けています。(ここはオンライン申請のみだった持続化給付金とは違うところです。しかし、申請書類はサイトからダウンロードせよ、という矛盾があるのですが…)
申請書書式はこちらから
つまづき④ 休業したというのはどう証明するのか
お店に貼りだした休業通知やHPの休業告知で足ります。
ただし、一つの法人が複数店舗を持ち、それぞれ休業した、と言う場合は各店の休業告知が必要となります。オンライン申請では、「法人/個人事業主の概要」を入力したあと、個別のお店の登録に移ります。5店あれば5つ登録することになります。
したがって、「〇日まで休業します」という文章のほか、「居酒屋〇〇 △店」などお店の名前がわかる表示があるかどうかがポイントになります。
つまづき⑤ オンライン申請の個別入力項目
代表者役職 一般的には法人なら「代表取締役」個人事業主なら「代表」となるのではないでしょうか。
口座情報 金融機関コード、支店コード 通帳の表紙か表紙をめくったページに表示があります。ネットバンキングのみ使用している方は金融機関HPにてご確認ください。
休業の状況について 居酒屋などお酒を提供する飲食店が休業した場合は、「休業」ではなく、「4月25日(土)から5月15日(金)まで、19時以降に酒類を提供しません。」にチェックをしてください。(Q&Aページから)私見ですがお酒を提供するお店でも休業要請対象(スナック、ナイトクラブなど)は「休業」にチェックとなると思います。
感染リスクを低減する取り組み 「三つの密の防止」など該当するものにチェックを入れます。
今の時期はまず、会社やお店を潰さないこと。(短期) ※何が何でも営業続行、ではなく以前から廃業を検討していたような会社さんは廃業をどのように進めるかを考える段階だと思います。
コロナ禍が落ち着き、だんだん正常化してきたところで業態の見直し。(売上や商売のやり方がコロナ前の状況に戻れるか。戻れないなら何を変えるか。中期)
コロナ禍で借りたおカネがあるのなら据置期間が明けたときに返済を開始できるか。(長期)
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