今年の梅雨は…梅雨晴間の暑さと雨の日の寒さの寒暖差がけっこう身体に響きます。

今月のテーマは「俳句は切字響きけり」。

いかがだったでしょうか?

 

今回は10名28句が揃いました。

それでは句稿一覧掲載します。

 

まずは、ご自身の句稿に誤字・転記ミスがないかご確認お願い致します。

「第53回」【確認】としていますが、一両日中にご回答がない場合【確認】を【本編】として再掲します。

訂正のあった場合【再掲】表記でリアップします。


1.梅雨に入る恋占いの外れけり

2.水中花人に逢ふ坂のぼりけり

3.新緑のモザイク空と石畳

4.パン前に蠅の祈りは続きけり

5.五月闇チャルメラ低く聞こえけり

6.薔薇園や王女めく名の多かりき

7.ポプラ坂の向かふ夏雲立ちにけり

8.空蝉のポッケの中で崩れけり

9.梅雨寒しカフェにボサノバ流れけり

10.青嵐鶏は鶏冠を誇りけり

11.七変化あぶくのやうに目覚めけり

12.歌麿の団扇の風を貰ひけり

13.梅雨茸を月が妖しく灯しをり

14.足あとを植田に残し風ぬけり

15.赤裸裸に綴る自叙伝梅雨に入る

16.蜥蜴の尾瑠璃色するり消えにけり

17.竜胆の青のすっくと立ちにけり

18.梅雨晴間空に断崖ありにけり

19.おむすびの塩は薄味青田風

20.麦藁に刺されし雑魚の眩しけり

21.枇杷の実の屋根から鴉数へけり

22.虎が雨赤き柱に凭れけり

23.金臭き蛍籠より光りけり

24.梅雨の雷宙も大地も震へけり

25.青葉風煉瓦アーチを吹き抜けり

26.梅雨籠また圏外となりにけり

27.煩悶をひとまづ置いて踊りけり

28.夕焼に近づく数百メートル


 

【選句について】

選句 …句会参加者お一人様持点8点、選のみのご参加の方お一人様4点。

この点数の権利の使い方は、特選1句2点、並選各句に1点ずつでも結構ですし、特選2句で4点、その他並選4句各1点、もしくは個々の句に均等して8句選もありとします。

選のみご参加の場合も、特選1句2点、並選で2句選各1点でも可ですし、並選4点選出もありとします。

選句の配点について、今年導入の遣り方です。

課題の句に持点の半分を、一般句に半分を配分するように心掛けてみてください。

但し、これは強制ではありません。個々の参加者の選句眼を鍛えることを心掛けてみたい・・・という趣旨によるものです。

・選の持点

50句未満・・・8点

50句以上60句未満・・・9点

60句以上・・・10点      特選はお一人2句まで。

ということにしましょう。

 

選句締切:6/22(土)25:00 *投句後、一週間と思って下さい。

つまり15日(イチゴの日)・・・投句締切、22日(ショートケーキの日《カレンダー上、上に15(イチゴ)が乗っている》)・・・選句締切です。

結果発表および次回要項6/23~30

 

すべての投句・選句は当blogメッセージ・コメント欄にお寄せください。

なお投句に関してはタイトル欄、もしくは頭書に【投句】として頂ければ間違ってのコメントアップなどを防げます。

それでは皆さまの力作お待ち申し上げます。次回の季題、その他、当句会の運営に皆さんからのご意見頂戴できると助かります。


また、不明な点があればなんなりとお問い合わせください。