10/01/2020

天晴れ、肥後もっこす! 正代直也


いけ好かない2人のモンゴル人横綱が初日から揃って欠場という、
上を狙う力士にとっては又と無い、
絶好のチャンス場所となった大相撲秋場所、その千秋楽。
ご承知の通り熊本は宇土市出身の関脇・正代が、
観ている者にとってはヒヤヒヤ物の聊か危うい相撲ながら、
3敗で追う元気一杯・新入幕の翔猿を下し、
見事悲願の初優勝を飾った。

この優勝、熊本県出身者としても東農大OBとしても初。
記憶にこそ無いが、
時津風部屋では1963(昭和38)年の大関・北葉山以来、
実に57年ぶりの賜杯となったんだそう。
正代の父方の祖母・正代正代(しょうだいまさよ)さんも、
さぞ大喜びされたことだろう。
Today's BGM
私の青空(高田渡)
ウィスキーがお好きでしょ(石川さゆり)
It never rains in Southern California(Albert Hammond)

さて、大関昇進の目安とされる、
直近3場所計33勝には僅かに1つ足りなかったものの、
不甲斐ない横綱・大関陣に活を入れるべく、
また正代の安定性と相撲に取り組む真摯な姿、
さらに一番大事な大関に値する充分な実力が評価され、
これまた見事に一発で大関昇進を決めた正代。
昨日の伝達式の口上では、
「至誠一貫の精神で相撲道に邁進して参ります」と、
実に落ち着いた口調で決意を述べた訳だが、
この「至誠」という言葉、どこかで聞いたような?

そう、百四十有余年の歴史を誇る、
我が母校・本渡南小の校歌の2番の歌詞に登場する。

「諏訪の宮居の紋所 校旗に染めて翻(ひるがえ)し
本渡の川の淀み無く 学びの道に勤しめば
我らの至誠 神ぞ知る 我らの至誠 神ぞ知る」

因みに「至誠」とは、極めて誠実なこと。また、その心。真心。
それを貫き通すとみんなの前で約束したのだから、
雨が降ろうと槍が降ろうと是非ともその通りに。
さすれば、も1つ上も必ずや…。

2 件のコメント:

[三月の行進曲] さんのコメント...

爺殿、小学校の校歌、それも2番をよく覚えていましたね!本渡南小といえば「ガチャ子先生」どうなさっているのでしょうね・・・[三月の行進曲]

匿名 さんのコメント...

三月の行進曲さん、毎度どうも。
先生の兄上に以前、帽子屋でお会いした時に尋ねたら、
元気でいらっしゃるとのこと。
因みに兄上は名前を「焼酎」に変えられたそうで、
理由を訊くと、「焼酎が好きだから」。
ま、芸名なんでしょうけど。