週に一度整形のリハビリに通っています。

 

昨日がその日だったのですが、入る前から子供ちゃんが泣いてる声が聞こえていました。まさにギャン泣き。

 

入口すぐのところに泣いてる子を抱えて女性が窓の外をみせて一生懸命なだめています。が、泣き止まない。ますます泣き声大きくなる。

 

病院の雰囲気が苦手なんだね~。ま、あんまり病院好きって子供はいないよね(^^ゞ一緒にいるのはおかあさんかな、ずっと立って抱っこしてるけどしんどいでしょうに。

 

待合にいる皆様も「うちの孫を思い出しちゃうわ」と云いながら気にしています。

 

ついにひとりの年配のご婦人がとことこと泣いてる子供ちゃんと女性のところに行って何やらお話していたと思ったら戻ってきました。

 

「おかあさんじゃなくて、保育士さんだったの。どおりで子供をなだめてる声が大きくてはっきりしているわけよね。」

 

なるほどそうだったんですね。整形に来るってことは転んだか何かしちゃったんでしょうね。痛くて泣いてるってこともありますよね。

 

みんなが子供ちゃんのほうを向いて、でもイライラした雰囲気にはならず、あたたかく見守っている雰囲気でした。泣いてる子供ちゃんも、お母さんから離れて保育園に行ってさみしいのがまんしてがんばっていたんだけど、整形に連れてこられることになっちゃって、様子がわからなくて不安なんだろうなぁ。

 

診察終えて出てきたときは、終わったのがわかってほっとしたのと、泣き疲れてきたのもあったのか、さきほどまでの勢いはなく、しかも周りの様子を見ながら「ふぇ~ん」って。保育士さんに「帰るよ~」と云われると今度は「ママ~、ママ~」と泣き出しました。保育士さん「そうだね、今日はママに早く迎えに来てもらおうね」と云いながら抱っこして帰っていきました。

 

お母さん、早く帰れるかな。でも子供ちゃんを怒らないでいてほしいなぁ。ママのいないところでものすごく頑張っていたんだよ。ほめてあげてほしいなぁ、と思ってしまう。もっとも今だからそう思えるわけで、子育て真っ最中のときなんてそんなゆとり、絶対なかったなぁ。

 

保育士さんも大変ですよね。子供っていつどういう動きをするかわからないし、外遊びでは何人もの子を一度に見なくてはいけないし。整形にいたのは一時間以上。その間外を通る車の説明して気をひいたり、歌を歌ったりしてず~っとなだめ続けていました。

 

子供ちゃんも、保育士さんも、お母さんも、み~んな、頑張ってる。頑張ってる人達にもう少しあたたかい目で見守ってあげられるような世の中だったら素敵だなぁって思います。「泣いてもいいよステッカー」なんて必要のない世の中に。