ちびたの冒険生活

猫と息子とハニスケ

違和感を感じているなら

2019-05-16 | 地域活動のこと
私は2年前まで実はDVを受けていました。
力の暴力ではありません。

この私が?と言う程それは自然でマインドコントロール状態だったと思います。

精神的、社会的、行動的虐待。時に行動的虐待は今思うと自分がバカに思えて仕方がない。

私がそのことから目が覚めるようになったのはある1人の相談員の存在でした。

自分でもどこかで誰かに相談しなければならないと思っていたんですよね。でも相手の地位や立場を考えると我慢するしかなかった。
しかしこっそり電話をしたんです。

それはまだ私が自覚がなかったころ。

だから自分はどうするべきなのかと聞いたのです。


すると彼女は言いました。

「あなたは普通」


そこから彼女のマインドコントロール解除はスタートしました。


私は彼女から学びました「モラルハラスメント」


そんなハラスメントがあるなんて知らなかったのです。

「オレを誰だと思っているんだ」「誰のためにこんな思いをしてやってると思うんだ」

そんな言葉は最初私の罪悪感を膨らまさせるだけだったのです。
自分が悪いと思うには充分なことばでした。
そこまでさせているのだから責任をとらなければならないと私は考えてしまったのです。

すると彼女はピタリと言いました。

「あなた、自分がなんとかしなきゃと思ったのでしょ。支配は上からだけではないの。下からの支配もあるの。泣いたりかわいそうな自分を演じることであなたを縛るの。あなたが真面目なほど抜け出せなくなるわ」

彼女が言ったことは全てすでに起こっていることばかりでした。


私は自分がその世界を学ぶことを決めました。
彼女の存在は大きく、彼女の仲間たちは私を本当に良く導いてくれました。

そして私は彼に腹を立てるようになりました。なぜなら私がどれほど理不尽な状態にあったのかわかったからでした。
私のせいではないこと、そこには愛情ではなく独占欲しかなかったこと、そして何も彼は責任をとらない。

私は彼にいい加減にしろと怒るようになりました。

その時の私はたぶん彼を許せなかったのです。自分で自分がかわいそうで。
そしてそのうち恐怖心も同時に持っていることに気がつきました。

家にいることが怖いと思うようになり、子どもを連れて友達の家に良く出かけていました。

この感情はこれからこの学びを行う上でとても大切な感情だ。


そう思うようになったのです。

私のようになっている人達がどんな心理状態でいるのか、それが私はわかるのです。

被害者も加害者も。


たくさんの仲間が出来て、そしてたくさんの弱い人達がいることを知りました。


私は当時、得体の知れない彼の妄想なのか本当なのかわからない話に振り回されて見たこともないものを怖がったりする状態にありました。
それは私が彼を突き放しても1年近く続きました。
それがとんでもない悪事を働くグループに魅入られているような、今思えば映画の見過ぎのような話しです。
なんでそんな話しを信じたのだろうと自分でもばかばかしい。
しかしその時は真に受けてしまって。

実は私は最後に自分の迷いに終止符を打つために警察に相談したんです。本当にそんな悪者がいるのかって。

私はその話をした相手へ彼を通してメールを送ったことがありました。
それでその節は随分お世話になったと挨拶をしたのです。
もちろん彼の話が本当ならそれで分かったと思うのですが、その方は心当たりがないようでいろんな話しをしましたが私それまで聞かされていた2年間の話しが妄想だったことが確認できたとして話しは終わりました。

まあ、そうやって私が逃げられないようにするために恐ろしげな嘘をついたのでしょうけど。

その本人も警察官だったので私は信じてしまいました。

その話しを聞いてから決定的に罪悪感が消えて、立ち直らなければという感情だけになりはじめました。

おかげ?といえばなんですが、それから私は人権について深く学びました。それは今も続いています。
女性がどんな風に傷つき、何が怖くて、どういう感情なのかいろんな角度から知識として学びました。

毎月のように県庁へ通い、私は世の中の事情、世界の事情、いろんなことを知りました。

だからこうして恐ろしかった過去と向き合える日が来たと思います。
本人は隠したい過去でしょうけど、私はおかげさまで大きなトラウマを抱えることになったです。

これは私のトラウマだと今は分かります。

謝られても、近づきませんと誓約書を書かれても、これは私に植えついているのだと今は理解できます。
だから私が乗り越える事。

今でもパトカーや制服が大嫌いです。でもその中でもようやく良い人もいる、みんなが悪いんじゃないと思うようになり普通に生活出来ています。
(一時は全員悪者にしか見えなかったんですよね)

出会わなければよかった人などいないというのが私のポリシーだったのですが、さすがにその人は出会わなければよかったと思いました。
でもこうしてジェンダー教育を学び、自分が人を助けることをやろうとするようになったことでそれもまた経験として良かったと思えてきました。

やっと自分の蓋を開ける気になりました。(2年以上もたったけど)
きっと早く立ち直ってると思います。なぜなら私はたくさんの仲間に出会ったから。
彼女たちには全てを話せました。
最初は皆さんかなり驚かれますが、それがあんまり酷かったので「よくここで話してくれた」と泣きながら言われたこともあります。

秘密にしていたから怖かったのだということも気がつきました。

DVだと気がつかず、悲しかったり怖かったり違和感を感じている方はとにかく一度相談員に状況を話すべき。
そこから分かることがあります。

私はとっても強い人間だと自負していますがそれでもマインドコントロール状態になるのです。

違和感があるなら簡単なこと、些細なことでもとにかく誰かに話すべきです。
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