ちびたの冒険生活

猫と息子とハニスケ

相談員の仕事にて

2020-08-08 | 地域活動のこと
今関わる案件で、これまで相談してきていた相談者が急に何も言わなくなったということがあった。
相談者は私たちと話をすると自分が悪くないことや、相手の思考のパターンなど理解するようになる。
そうなると相談者の中にはしっかりとした自我と強さが芽生える人がいる。
それが加害者にとって厄介なのだ。

本人やその人の周りに対して明らかに不愉快に感じている態度を取り出す。

そこに恐怖心が芽生えたりすると相談者は結局黙り込んでしまう。

その変化は私自身経験があるのでよくわかる。自分の自我がはっきりしてくると、理不尽なことには理不尽じゃないかと思うようになる。
そういう毅然としようとする態度は支配しようとする加害者からするととんでもない反旗を翻された状態だろう。

そしてもっと強い支配をしようと怒鳴りつけられたり、精神的に追い詰められたりが行われる。

家庭の中で今どんな状況なのかなんとなく想像がつく。

私はより怒りが込みあがってきていたが、それは相手から食べさせてもらっていなくて何も依存していないからだ。
別にいなくても何も困らない。そう思うからふざけるなよという気持ちが出てきていた。

でも多くの相談者は相手に依存している部分がある。そこの目途が立たなければ不安で理不尽に感じても発言しなくなる。

そのコントロールされた相談者は自分が戦えないので周りにも加害者が不機嫌にならないように配慮させようとする。

周りは所詮他人なのでもちろんそんな二人の関係など知ったことではない。

そして何が起こるかというと、相談者には仲間がいなくなる。

私はこの点についてどん風にすればいいのだろう。どんな風に話せばいいのだろう。

彼女に自分には価値があり、母として強い部分があり、嫌ならいくらでも方法がありそのうえ決断はいつでもできるのだと自信を持って欲しい。
彼のようなタイプは悪意がない。あっても認めない。それが相手を侮辱しているなんて思ってない。
そうしてもいい相手だとくらい思っているだろう。
そんな風に育って、他人を見下すことを別に何が悪いのという考えの人に1対1の話し合いが通用するわけがない。
まして相手がこれまで押さえつけてきた人なら特に。

それでもその人にまだ望みを持ちたいなら、自分の人生をかけてぶつかるしかないのだろう。相談者がそれほどの怒りにもにたくやしさを持つことなのかもしれない。それがみんなできるなら人は苦労しない。
だからこそ私は加害者に暴力の存在を知って欲しいし、相談者がどれほど人格を否定されたか、その時間、その寿命に何をしてしまったのか人間なら深刻に悩んで欲しい。

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