今、同時並行的に2冊の本に夢中になっています。

 

 

 私の場合、あまりにもオモシロイ本に出合うと、意識的に読書のスピードを落とすところがあります。

 

 

 楽しみは少しづつで、それが末永くその本と一緒にいられるような気がするからです。

 

 

 その1冊目が、これ、恩田陸さんが書いた「蜜蜂と遠雷」です。

 

 

 

 恩田陸さんといえば、勿論、その名は耳にしていましたが、作品に目を通すのは初めてです。

 

 

 しかし、この本、最初から吸引力が凄いですね。

 

 

 内容は、国際ピアノコンクールを舞台におりなす天才たちの青春山脈です。

 

 

 ピアノの世界には、まったく疎い私ですが、知識がなくても引き込まれるように頁を眼が追います。

 

 

 それぞれの天才たちが背負ったそれぞれの人生、それが妖しく交差しては結果が気になるところです。

 

 

 誰が勝つのか、どちらが勝るのか、創作のパターンとしては王道を感じるところです。

 

 

 そして、もう一冊目が、これ「ロレンスになれなかった男」です。

 

 

 帯文にある通り、アラブ世界を空手で制覇した実在の日本人空手家の生涯です。

 

 

 つい最近発刊されたばかりのノンフィクション作品です。

 

 

 ピアノの世界と違って、武道の世界には少しばかりの知識がある私ですが、この岡本秀樹さんという空手家は知らなかったな。とても興味深く読んでいるところです。

 

 

 しかし、ピアノコンクールの天才群像と男一匹空手家人生、創作中の創作と、過激なノンフィクション、対極にあるような二つの作品ですが、久々に通勤電車の中や待合の時間の中で、たえてこよない仕合せを感じているところです(^^)/

 

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