この短形詩は、松尾芭蕉の「奥の細道」にあって、秀吟中の秀吟といわれているものでして、多くの方がご存知のことと思われます。
この句に解説は不要ですね、不要というよりも誰かの解説が入ると、瞬時に築きあげた幻想世界に砂利のようなものが混じってしまう気がします。
最近、俳句教室に入会し歳時記やら句集やらとにらめっこをしているところなんですが、俳句というのは数秒間のドラマだなと感じるところ大です。
小説やエッセイというのは、読んで感銘を受けるのにある程度の時間がかかりますが、俳句というのは、一瞬で感じる世界、心象風景を言葉の写真で映し出したもののような気がします。
説明できないものであること、それが俳句の大事な要素のような気がします。
まあ、習作を重ね、いつかは自分も満足のいく句作を発現したいと思っています。
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