昨日の夜はおばちゃん頑張ったよ。
子供のために本読んだったよ。
めっちゃ分厚い本を。
図書館でリサイクルってえからさ。もらってきたのよ。

おばちゃんあんまり本詳しくないからさ。

分厚い本→売れてるから連載続いた。もしくは売れてるからページが多くても書籍化
→面白かろう

なんて。
本読まなかった人種からするとこんな方程式があるわけで。
面白かったら子供も喜んで聞くだろう。

例え絵がなくとも面白ければ！

漫画家としてどうなのそれ的な。

でも、本気で読んださ。
一応、子供の好きそうな魔法系の本。
聞いたことはないけど、分厚いからきっと有名。

もう、読み聞かせの時のおばちゃんは本気よ。
一応作家さんだからさ。
その面白さを伝えなくちゃこの本を作った人たちに申し訳ないしさ。
子供にも本って面白いんだね！って思ってもらいたいじゃん？できれば。

登場人物も男の子の声と女の子の声を変えてさ。
おっかない父ちゃんの役も激しい演技っぷりさ。
ドラゴンの嘶きも本気でやったよ。

でさ。
朝、子供にたずねたさ。どうだった？
って。

「覚えてない」

ね…

ねおちーーーーーーーーー！？

思わず卵焼きに箸をぶっ刺しちゃった。
いや。寝かせつけのための読み聞かせだけどさあ…。
おばちゃんのあの本気のドラゴンの嘶きを…

大人の本気を返せ。

しかもさ。

食事中ですよ？

指揮棒振るいだすんですよ。

我が子が。
お行儀悪いでしょう？

「ママもやって」

っていうから。
阿呆か！お行儀悪いでしょうが!!って言いながらさあ！

まあやったよ！

お行儀悪いよ！私もっ！
たまにはね。お行儀は悪いけどさ。たまにね。たまに。
そしたら子供が笑い出すわけよ。

「ぶははははーーーー！」

って。
何故笑うか？って聞いたらさ。

「二の腕ぷるぷる〜」

だって！
朝っぱらから！忙しいのに焦ってるのに付き合ってやってるのに〜〜〜〜〜〜っ！

「お前はっ！二の腕プルプルしながら指揮も触れないくせに笑うとは何事だ！お前に二の腕プルプルしながら指揮することできんのか!!⁇二の腕も恥ずかしげもなく振るなんてこと君にできんのか？できもしないくせに笑うなんて何事だ⁉早く食べなさい!!二の腕もない腕で指揮なんてしてないで!!!」


そんな、朝っぱらから怒りもよく分からんくなったけど。今日も無事に遅刻せずに学校へ送りだせてよかったよ。このやろう。

さあ！いよいよ〆切だ！ぷるぷるの二の腕で頑張るそう！