2020年01月27日
講師のときに意識しているのは「教え方」より「つながり方」
食べたり飲んだりしながら人はつながる
整動鍼セミナー脊柱編の1日目が終わりました。
1日目が終わった夜には「たべたりのんだり会」と名付けたゆるい懇親会をしています。この時間は、セミナーの内容を振り返って話すこともありますが、それよりも「普段はどんなふうに仕事しているの?」と、地元での活動っぷりが話題になることが多いです。
食事とお酒を自由に持ち込むスタイルにして無料でやっています。当初は居酒屋で懇親会をしていたのですが、こっちのスタイルにしてから参加者が急増。毎回半数以上の方が参加されます。多い時はほぼ全員です。2時間では話し足りないって人もいるようで、終わってから再び出かけちゃう人もいます。
こういう場を必要としている場が多いんだなって思います。戦略的な人脈づくりを目的にしている人がいるかもしれませんが、雰囲気はそういう感じではありません。孤独感や寂しさを胸の中に抱えていて、つながれる場を求めているのだと思います。そもそも私がそんなタイプです。
講師だから教えるのが仕事なんですが、「教えて終わり」だったら面白くありませんし、寂しいです。そういう感じであれば、セミナー事業を10年も続けて来なかったと思います。
私にとって重要なのは「双方向」です。セミナーだけでなく鍼灸の臨床でも重要です。私の臨床は、鍼をしたら反応を見る…の繰り返しですからね。
リアクションが見えない仕事は、たぶんできません。やった仕事に対して「どう?」ってすぐにリアクションを求めます。もしかしたら鍼灸師全般がそういう人種なのかもしれません(勝手に決めつけんなって言われそうですが…)。そう思うのは、前職で「自分の仕事が社会にどう役立っているのかわからない」と思って鍼灸師になったというエピソードが多いからです。
リアクション次第で好きになってしまう
人にリアクションを求めているのだから、自分がリアクションが薄くならないように気をつけています。もともと上手くないので、自然なリアクションができるようにしておかないと。行動でやろうとすると不自然なので、心の感度を上げるようにしています。
私が仕事に求めているのは、いつだってつながりです。患者さんがたくさんやってくる鍼灸院を目指すのも、つながりを増やしたいからです。セミナーを繰り返すことで得られるのも、つながりです。一人ひとりと出会っていくことが社会との接点を増やし、結果的に社会とのつながりを太くしていけるのです。
つながりを意識して講師をするようになってから、より楽しめるようになりました。「上手に説明しよう」とか「上手な実技を見せよう」とか考えると、いらぬプレッシャーを生み出してしまいます。つながりを意識すると不思議とプレッシャーを感じなくなります。たぶん、相手のリアクションに注意が向けられ、自分のリアクションをチェックするモードになっているからでしょう。
人には相性があるし、好きとか嫌いとか、ありますよね。その判断って、相手のリアクションの質でやっていませんか? 私は、笑顔とか見せられるとすぐに心が引き寄せられてしまいます。けっこう軽い心をしております。
とまあ、こんなふうことを考えながらセミナーを開催しているのであります。もちろん、セミナーで意識する「つながり」はゆるいものだから、警戒する必要ないですよ。ご安心くだされ。
宿泊先のビジネスホテルにて思いつくままに。
Twitterもやっています。
https://twitter.com/kuri_suke
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この記事へのコメント
1. Posted by 大阪にも来てください。 2020年01月27日 14:45
Usキーボードが良いですね