名 門  | ナベちゃんの徒然草

ナベちゃんの徒然草

還暦を過ぎ、新たな人生を模索中・・・。

中学生時代にバスケットボールに熱中していた私は、日本リーグの試合に飽き足らず、どうしてもアメリカのプロバスケットボール・NBAの試合が観たくて仕方ありませんでした。

ところが当時NHKはもちろん、郷里・長野で唯一の民放・SBC(信越放送)でも一切放映しておらず、唯一中継していたのは東京12チャンネル(現・テレビ東京)。
 

そこで私はオヤジを拝み倒して東京のテレビ電波を拾える特殊なアンテナを屋根に取り付けてもらい、ザラザラな画面を目を細めながら観戦したものでした。

その12チャンネルの番組では 『NFLフットボール・アワー』 も楽しませてもらいましたが、もうひとつ欠かさず観ていたのが、1968~1988年まで放送されていた 『三菱ダイヤモンド・サッカー』。

3年前に逝去された岡野俊一郎さんが解説を務めていたこの番組でヨーロッパ・サッカーのレベルの高さを知ったのですが、私が観ていた1970年代前半にドイツのブンデスリーガだけでなくヨーロッパ・サッカー界の頂点に君臨していたのが

  バイエルン・ミュンヘン

  Fußball-Club Bayern München e.V.

 

このドイツが誇るサッカークラブが創設されたのが、今からちょうど120年前の今日・1900年2月27日のことでした。

 

     
 

フランツ・ヨーン監督が11人の選手を集めて結成された同チームは、1932年に全国タイトルのドイツ・チャンピオンシップで初優勝。

しかし1963年に発足したブンデスリーガには初年度に参加を認められませんでした・・・が、加入以降は今季まで1度も2部リーグ降格しておらず、同リーガを通算26回制覇と歴代最多を誇る、まさに名門。

私がダイヤモンドサッカーを観ていた1970年代前半は、そのままドイツ代表チームの主力であった〝皇帝〟フランツ・ベッケンバウアーと〝爆撃機〟ゲルト・ミュラーが大活躍。

 
          Beckenbauer               Müller

 

彼らの全盛期であった1971~72年シーズンから、ブンデスリーガ3連覇。

1973~74シーズンからUEFAチャンピオンズカップ3連覇と、まさに黄金時代を私は観ていたわけです。

更に1980年代にもルムメニゲを擁して3連覇と2連覇を達成。

一時的な低迷期もありましたが、2012~13シーズンから昨シーズンまで、ブンデス・リーガ7連勝を達成・・・名門の地位は少しも揺らいでいません。

それどころか、銀河系軍団レアル・マドリードやバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドと共にヨーロッパ屈指の同クラブは、これからもリーガ牽引の重責を担っていくはず。

かつてのスター選手だったベッケンバウアーが元会長、そしてルムメニゲが現会長を務め、創設以来の無借金経営を続けている名門チームのレギュラーとして日本人選手が活躍する姿を、この目で観たいものです。扇子

 

 

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