Meals of recent days - 『松屋』(カレギュウ - Beef bowl with curry、川越市鯨井新田)。お値段を考えれば味は悪くないと思います。
 
 
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棋譜再生
 

 

 

13日朝から甲府市の常磐ホテルで打たれていた第66期囲碁王座戦五番勝負の第5局は186手で井山裕太王座が挑戦者の一力遼八段に白番中押し勝ちし、対戦成績3勝2敗で防衛しました。4年連続6期目の王座獲得。井山王座の七大タイトル獲得は通算42期となり、趙治勲名誉名人の歴代最多記録に並びました。 

 

終局後、井山王座は「今の自分なりに悔いのないように打てた。碁を始めた頃から憧れていた趙先生に並んだのは不思議な気分。積み重ねてきた記録なので自分自身よくできたと思う」と話しました。 

 

井山王座は2002年に12歳でプロ入り。17年10月に2度目の七冠独占を達成し、今年2月に国民栄誉賞を受けました。8月に碁聖、11月に名人のタイトルを連続して失いましたが、王座防衛で棋聖、本因坊、天元、十段をあわせた五冠を守りました。現在、天元戦五番勝負の防衛戦にも臨んでいます。19日に徳島市で打たれる最終第5局に勝てば、七大タイトル獲得数の最多記録を塗り替えることになります。 

 

29歳での七大タイトル42期は50歳で達成した趙名誉名人に比べると大幅に早いものの、将棋界でタイトル通算100期をかけて竜王戦七番勝負に臨む羽生善治竜王(48)が42期に達したのは井山王座と同じ29歳でした。 

 

この日の対局は、右下で白30、32の王座の工夫から難戦が始まりました。「下辺の主導権争いに入ったところで巧みな打ち回しを見せた井山王座がペースを握った」(立会人の武宮正樹九段ら検討陣) 

 

挑戦者も中央黒97などの強手から右辺の白石に襲いかかりましたが、王座は逆に右上白126などで中央の黒石を分断。左下の黒石と絡めて攻めてリードをはっきりさせました。

 

 「井山王座が大一番に向けて調子を上げてきた印象を受ける。優勢になっても厳しい手を連発して勝ちきり、快勝譜となった」(解説の林漢傑八段)