新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

地域医療への貢献を目指して

2020-03-02 23:26:28 | 医療

こんばんは

 

最近、いよいよ調子が悪くなってきました。そこで心配になってきたのは妻や子供達のことです。収入源が僕しかいないので、僕が働けなくなるだけで家族が路頭に迷ってしまいます。

 

それはさすがにまずいので、状況を変えねばならないと思っているところです。

 

今のままでは状況が変わらないので、やはり体調が完全にダメになる前に環境を変えるほかはないのだろうと思っています。

 

僕は主に母校の血液内科で臨床の基礎・応用を、研究については北海道の大学病院で学びました。母校は少し特殊な環境であったため、血液内科の外来抗癌剤治療を行うことができず、卒業生が開いているクリニックで抗がん剤治療が行われてました。そのため母校ではできなかった外来抗癌剤治療の多くを今いる病院で学びました。治験もやっていましたし、なかなかいろいろと違いを学ばせていただきました。

 

これによりさらに僕の幅は広がってきたと思います。

 

それだけでなく、研究会の演者として使っていただいたり、教授からの依頼で原稿を書く機会も与えていただきました。そういう機会も多くいただいたことは本当に感謝しております。

さらにもともと教育者としてよりより医師を育てたいと思っておりましたので、教育の機会を与えていただいたことにも感謝しております

 

しかし、体調がなかなか厳しく、このまま続けてもどこかで倒れそうな気がします。仮に倒れた場合は上司・同僚や患者さんに迷惑をかけますし、何よりも家族が路頭に迷いかねません。

 

そういう意味では環境を変えないといけないと思っております。

 

今いる施設も母校もいろいろ学ばせていただいた病院で、この2つの病院はともに日本全国でも有数の血液疾患患者を抱えています。すなわち患者数に対して医療施設も医師数も少ないことになります。

 

医療過疎の埼玉ですから仕方がないかもしれませんが。

 

その大学病院2つが同種移植や白血病、自家移植などマンパワーと設備がそれなりに必要な患者に集中するためには、高齢者などの診療を頼める血液内科のある施設があれば地域医療にも貢献できますし、現在の施設や母校にも少しは貢献できるのではないかと思っています。

 

可能であれば、1人ではなく2、3人でやりたいところですが、そういうことができないかなと思っています。

 

今はそんなことを考えながら、過ごしております。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

http://blog.with2.net/link.php?602868

人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします

 

それでは、また

 

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 早朝覚醒? | トップ | 近況報告:8月1日から別の病... »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (女王様)
2020-03-07 00:06:30
≪応援します!≫

やっぱり厄年で体に来たのかしら?
昔の人の言い伝えって案外バカにできないんですよ。 ちょうど体調が変わる時期というか、疲れがとれなくなる時期だったり治りが悪くなる時期だから用心しなさいよ、って意味なんですね。 体が正直にサインを出してくる。

私の昔の上司も 41で出世組で管理職になり、管理職とは名ばかりでただ忙しくて 若手に翻弄され上から煽られ。 で半年でポックリ。
くも膜下でした。
お通夜に駆けつけた時の 茫然としたままの奥様に泣きじゃくる10才のお姉ちゃん、わからなくて遊んでる幼い弟君の姿は 今も目に焼きついています。

病人の私が言うのも変なものですけど 健康より価値があるモノなんてありません。 体を壊せば自分も不幸だけど何より家族を辛く悲しくさせてしまいます。
新たな道を行くことで 肉体や心の重荷が下ろせるならいいと思いますよ。
なかなか「やりたいこと」と「できること」にギャップが出てくる年ごろでもありますよね。
もう透析生活の私は「できないこと」ばかりです。 私の分も やりたいことに邁進してください。

通ってる地域病院に血内ができて、とてもラクになりました。 透析の合間に大学病院まで行くのはしんどかったので。
ちょうど倒壊大病院からの非常勤ですから、話がツーカーでしたし。
ただ どうしても規模が貧相な病院なので 採血検査の項目が少ない。
私のような投薬で済む患者は問題ないけれど、患者さんによっては無菌室なんてない病院では結局大学病院等に行かなくてはならないでしょうし‥。

倒壊は血内ではなかなか名が通った病院らしく 無菌室も充実してます。
造血幹細胞移植推進拠点なのだそうで 国内にもそんなに数がないとかなんとかで有名人の患者さんもいたそうです。
そんなとこから出向させられてる主治医は「ここは何にもないからねえ」と苦笑してました(笑)。
何にもないけれど 循環器や呼吸器、私のような腎内も横繋がりがあるので 病院にも都合がいいし患者にも便利です。

地域の中規模だと 縦にも横にも風通しが良いのかなと思います。 いわゆるカーストもあまりないようだし。
でも 仕方ないけど大学病院の人事異動に翻弄されるんですよねえ。
いい先生だけど 血内主治医がまる1年でまた4月でいなくなるそうで。
代わりに大学から新しい担当医がくるとはいえ、これはなんとかならんかなぁって思います。
大学病院に通ってた時の主治医は 4月から副院長に大出世だと聞きました。
ざっくばらんな話し方と患者の意思を優先に進めてくれるいい先生でした。

地域病院にも大学病院や大規模病院にも それぞれの良し悪しがあるものです。
アンフェタ先生が今一番したいことを無理なく歩いてください。
医師が疲れた顔をしてると患者が不安になります。
そして大切なご家族。 路頭に迷うくらいならまだいいんですよ。
私の上司じゃないけれど、何かあってお嬢様たちを泣かせてはいけない。それだけは絶対ダメです。
病人の私が言うのはおかしいですけれど、健康ならいくらでも働けるんですから。

池江選手、すっかり元気に明るい笑顔で献血イベントにいましたね。 筋肉はなくなったけど笑顔を取り戻せて本当によかった。
19才の少女に 急性リンパ性でも治る時代だと教わった感じでした。
アンフェタ先生のお仕事は 場所はどこであれ、ああいう笑顔を患者とその家族に取り戻す任務ですよ。
もうすぐ4月。 サクラ咲く。
気分よく新年度を迎えられるよう祈ってます。
Unknown (吾童)
2020-04-09 23:40:06
初めまして。いつも興味深くブログを拝見させて頂いております。
私は現在37才。
2年前に本態性血小板血症と診断され、現在2日に1錠のアグリリンを処方されております。
発病当時、不安のあまり検索しまくりまして、先生の本態性血小板血症についてのブログを発見。
心の底落ち着きを取り戻す事が出来たのも、先生のお陰です。ありがとうございます。

病気持ちの私が言うのも何ですが、ストレスは万病の元。
ご家族の為にも、お体を第一に、ご自愛ください。
今日、≪ウグイス≫の鳴き声を聞きましたよ❣ (スイトピー)
2020-05-08 14:43:14


こんにちは

5月に入りましたね・・・

青葉 若葉の美しいころとなりました

今日は 

≪ウグイス≫の鳴き声が ( ^ω^)・・・

コロナ疲れの ≪≫が

癒されましたよ・・・

毎日 〔ランキング〕に ポチしにきています

日課になりました・・・

それでは 時節柄 どうぞ

ご自愛下さいませ

アンフェタミン先生  ファイティ~ン❣




{/kaeru_cr


Unknown (女王様)
2020-05-16 00:04:18
≪如何おすごしですか≫

ずーっと更新がないので 心配していました。

コロナが想定外に大変な事態になり それどころではないのならいいのですが
アンフェタ先生が心身共に疲れはて 壊れてしまってたらどうしよう?とそちらが気になっていました。

医療崩壊、何を今さら? と思いつつ それでも今回ばかりは自らの命を危険にさらしながら尽力している医療スタッフに心から敬意と感謝を述べたい思いです。

透析室も戦々恐々、持病のロイヤルストレートな私も さすがにドキドキしながら通院をし、朝早くに犬散歩を済ませ 公園で深呼吸してます。
今年は桜もサツキも牡丹も猛スピードで駆け抜けたようでした。
じわじわと初夏の薫りがしてきます。⬅嗅覚正常

病院はさぞ大変な状況だと察します。
どうか 無理をなさらず、無事に乗り越えてください。

またいつか 事態が落ちついてアンフェタ先生の記事が読める日がくることを祈っています。
その日まで 頑張ってとは言いません、心と体を労って乗り切れますように。
ありがとうございます (アンフェタミン)
2020-06-16 05:08:38
>女王様さん
おはようございます。コメントありがとうございます。

ようやく次の病院も決まり、新しい道へ進む準備を始めつつあります。
コロナについては影響がないわけではありませんが、血液内科は患者さんが減ることはなく、いつも通りに診療を行っております。

ER当直の時に一時期肺炎・発熱が病院何箇所も取ってくれないと引き受けたり、その時の防護体制(出身が出身なのでむしろよくわかっているのですが、いろいろおかしい)の状態にため息をついていたり・・・。

地域医療と言いながらも400床以上の病院に移りますし、新規立ち上げになるのでいろいろやりがいがあります。

何人か血液内科の医師が集まればいろいろできそうです。

ぼちぼちとブログも更新してまいります。

また、コメントいただければと存じます
お役に立てれば嬉しく存じます (アンフェタミン)
2020-06-16 05:11:07
>吾童さん
おはようございます。コメントありがとうございます。

本態性血小板血症も若い人でもなる方がいらっしゃいますので、そういう時にアグリリンは良い薬だと思います。

ストレスはいろいろと人間を蝕むなぁと思いながら、いまに至ります。体調に気をつけながら、頑張って行きたいと思います。

また、コメントいただければと存じます

ありがとうございます (アンフェタミン)
2020-06-16 05:13:58
>スイートピーさん
おはようございます。コメントありがとうございます。

気がつけば6月で梅雨の季節になりました。昨日は梅雨というよりは夏でしたが(30℃超え)

毎日、ランキング応援いただきまして、ありがとうございます。

引き続きよろしくお願い致します。

また、コメントいただければと存じます

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

医療」カテゴリの最新記事