「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの随想:サラ・ブライトマン最新コンサートの映画鑑賞

2019年10月07日 | 時事随想

 サラ・ブライトマンのドイツでの最新コンサート映像を10月6日(日)より全国14都市16の映画館にて、プレミア上映されました。私たちは、新宿ピカデリーで鑑賞しました。代表作「Time To Say Goodbye」「オペラ座の怪人」、クイーンのカヴァー等、全24曲を完全収録された映画でした。本公演ではスペシャルゲストとして最新作『HYMN~永遠の讃歌』に、楽曲「Miracle」を提供したYOSHIKI(X JAPAN)、ヴァンサン・ニクロ、マリオ・フラングーリス、ナルシスを迎えているパーフェクト・コンサートを映像化したものです。



 御存じない方の為に簡単にサラ・ブライトマンを紹介しましょう。彼女は、イギリスソプラノ歌手・女優です。1980年代ミュージカル女優として活動し、1990年代以降はソロ歌手として活動しています。クラシックポップスを融合した独自の音楽スタイルはクラシカル・クロスオーバーの世界的な隆盛をもたらしています。サラは1991年のNHK紅白歌合戦に出演し『オペラ座の怪人』のナンバー「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」を歌い、日本の音楽ファンにもおなじみの存在となりました。1996年にはさらにアンドレア・ボチェッリとのデュエットによる「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」が爆発的にヒットし、クラシカル・クロスオーバーというジャンルの世界的な隆盛をもたらしました。90年台に、多くのファンを獲得した歌手なので、今回の映画をご覧の方の多くは中高年の夫婦でした。

 今回の映画鑑賞は、妻が言い出したものです。聞いた時に、ちょっと違和感を覚えました。妻の口から、サラ・ブライトマンなど今まで聞いたこともありませんでしたし、既にピークを過ぎた歌手というイメージを私は持っていたからです。映画の中で、YOSHIKIが登場して、その理由が分かりました。妻は、X JAPANのファンで、コンサートまで出かけていくほどです。先ほども説明しましが、楽曲「Miracle」を提供したこどで、YOSHIKIが登場したわけです。妻の鑑賞理由は低次元でしたが、年齢を積み重ねたサラ・ブライトマンは、後ろに従えた楽団とコーラスを掌握し、前の観客を魅了する素晴らしい歌唱力を聞かせてくれました。美貌は年齢には勝てませんでしたが、それでも伸びやかな声と成熟したパフォーマンスで、満員となった映画館の観客も魅了していました。

 ところで、代表作であり大ヒット作である「Time To Say Goodbye」は、別れの曲だと思っている方が多いと思われます。確かに直訳すれば、「さよならを言う時」となり、仲が良い人と長い時間会えなくなる時に使われる言葉です。しかし、下の歌詞をご覧いただければ分かると思いますが、この歌の題意は二人で一緒に旅立っていく決意の詩であるようです。

sogno all'orizzonte             水平線を夢見て
e mancan le parole,            言葉を失ってしまう
si lo so che non c'è luce          太陽のない部屋は暗くて
in una stanza quando manca il sole,    あなたが側にいないと
se non ci sei tu con me, con me.      太陽は消えてしまうの
Su le finestre                全ての窓から
mostra a tutti il mio cuore         あなたが勝ち取った
che hai accesso,              私の心が広がってゆく
chiudi dentro me              私の中に
la luce che                 あなたは光を注ぎ込んだの
hai incontrato per strada.          道端で見つけた光を

Time to say goodbye.            別れの時が来たわ
Paesi che non ho mai            見たことも
veduto e vissuto con te,          行ったこともない場所
adesso si li vivrò.
Con te partirò               今あなたと共に
su navi per mari              船に乗り海を越えて
che, io lo so,                旅立とう
no, no, non esistono più,          もうなくなってしまった海を越えて
it's time to say goodbye.          別れの時が来たわ

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