ここを初めて訪れたのは4年前の3月。
娘が大学に行くために家を出る前に、家族全員で来たのでした。
その頃は父も健在だったので、6人で賑やかにとても寒い日でした。
当時はまだ神社巡りにハマっておらず、山登りにばかり行っていた私。
彫刻の知識もほとんど無く、興味もあまり無かったのか写真がすごく少なかった。
あれから4年。趣味が山から神社に変わり、多くの神社を見て来ました。
ふと聖天さまをもう一度ちゃんと見てみたいと思い、出掛けて来ました。
今回は付き合ってくれる家族もおらず、一人でですが(笑)
聖天山の入口、貴惣門
前回は南側の駐車場から入ったため、この門を見るのは初めてでした。
表側には見事な龍の親子の彫刻がありました
そして裏側には玉巵がありました
好きな題材の一つなので、いきなり大喜び
キレイな参道を進みます。
中門
中門を抜けると一組目の狛犬さんと仁王門
仁王門を潜ると、石舞台の向こうに拝殿
拝殿
拝殿前に二組目の狛犬さん
琴棋書画の彫刻がありました。
お参りを済ませ七百円を支払い、彫刻の鑑賞に向かいます😄
うわ~~~やはり凄いですとんでもないです
時間はたっぷりあるので、焦らずに隅々までじっくりと見て来ました😊
幣殿上部の蟇股彫刻
シンバルのようなもので電気(雷)を発生させているように見えますが、何でしょう?
シンバルの人の左には雷様
左側面にも同じ位置にシンバルの人がいました。
雷様がいた位置には風神さま
三面とも胴羽目上部は壷(瓶)に関する彫刻で統一されていて、面白いです。
右側は三聖吸酸
背面は司馬温公の甕割り
そして左側は猩々
階段下には葡萄と栗鼠
更にその下には蝶を狙う猫がいました🐈
左側の階段付近には何があるのか楽しみにしてたのですが、ありませんでした。
最初から無かったとは思えないので、失われてしまったのでしょう。
理由はわかりませんが残念なことです😢
胴羽目の彫刻は七福神で統一されています。
右側胴羽目は鹿を連れた寿老人
鶴と梅の花があったので、一瞬林和靖かと思ってしまいました(笑)
背面
布袋さまと恵比寿さまと大黒さま
左側面
このお二人はどなたでしょう?
弁天さまと吉祥天と毘沙門天
腰羽目は各面に三枚づつ計九枚あり、題材は全て唐子遊びです。
右側脇障子の表と裏
左側脇障子の表と裏
高欄下には猿がいて可愛かった😊
各面に四匹づつ計十二匹もいたので、気に入った三匹だけ載せます。
やはり大変見応えのある素晴らしい本殿でした
他の参拝客が入れ替わる中、一人で約一時間も見入っていたようです(笑)
覆屋が無く風雨に晒されているので、日々劣化は進んでいるようです。
修復したらしたで維持管理にも大変なお金が必要なようです。
今回はただただ感心しきりで、何も考えずに帰ってきてしまいましたが、
次回近くに行くことがあったら、少しだけ寄付してこようと思います😊
最後に三組目の狛犬さん
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