心の病気 | 笑顔のスナフキンの悲喜語り

心の病気


我社では、毎年、何名か、心の病気にかかる社員が出る。

 

グループ会社で、従業員が一万人以上いるのだから仕方がない。

 

とは、思えない。

 

 

自分が、うつ病になる前は、

 

たかが、甘えからきている、何が病気だ、甘えてんじゃねえ。

 

そんな感じに思っていた。

 

 

ある時、仕事をしていると、突然、激しい吐き気に襲われた。

 

頭が重くなり、汗が出てきた。

 

めまいがして、人が怖くなった。

 

我慢して、話していると、大量の汗が溢れ出た。

 

逃げたい。消えたい。死にたい。

 

 

鼓動が激しくなり、嘔吐を繰り返した。

 

自分の身に、何が起こっているのか分からなくなった。

 

 

うつ病は、完治する病気ではない。

 

一年半の病欠を経て、復職した今も、

 

僕は通院しており、4種類の薬を飲んでいる。

 

過去、復職を果たせた社員で、

 

一年以上、会社を続けられた人を、僕は一人も知らない。

 

それほど過酷な病気でもある。

 

 

僕は、復職して、もうすぐ一年になる。

 

けれども、毎日がつらい。

 

特に、日曜の夕方は、この世のものとは思えない、

 

得体の知れない何かが、重くのしかかって来て、潰れそうになる。

 

月曜日の朝は、何か、諦めの様なものを感じて、家を出る。

 

 

そこには、生きていく上で避けて通れない、

 

会社という伏魔殿が、今日も待っている。

 

けれども、今の生活を守りたい。

 

僕は、心の病気だ。

 

でも、負けたくない。

 

負けわしない。

 

ごくんと、つばを飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

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