国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

紀勢本線を走った夜行列車のお話 第18話

2019-04-21 23:08:37 | 国鉄思いで夜話

申し訳ありません、一週間以上開けてしまいました。
長々と続く、紀勢本線を走った夜行列車のお話し、第18話、今回は昭和58年の世界に皆様をご案内したいと思います。
昭和58年、阪和道は海南インターチェンジ(以下はICと略)までは開通していたものの、南行きはまだまだ開通はしておらず、海南湯浅道路(当時)が一車線で、海南IC-吉備IC(現・有田IC)間を開通させたのは、昭和59年3月28日でした。
さて、早速当時の時刻表を参照してみようと思います。
今回使用するのは、昭和58年1月号と10月号、肝心の夏号が無いのですが、早速ご覧いただこうと思います。

昭和58年1月号、表紙は今は無き大社線の大社駅【建物自体は重要文化財として保存されています】が、表紙で、振り袖姿が写る正月らしい写真が写っています。

さて、早速紀勢本線を開いてみますと、定期臨時併せて上り列車は特急14本、定期列車10本、臨時列車2本、季節列車2本となっており、57年の改正の流れですから当然ですが、列車本数に変更はありません。
既に、「きのくに」は、南海乗入れ列車と併結する急行以外は定期列車走っておらず、夜行列車についても「はやたま」のみ定期列車で残るだけで、夜行急行きのくに週末中心に運転される季節列車として辛うじて命脈を保っている、そんな状況です。



さて、夏場はもう少し増発されたかも判りませんが、肝心の昭和58年夏号がありませんので比較のしようがありません。
さえ、そこで気を取り直しまして、10月号の時刻表を参照してみたいと思います。

こちらを見ますと、表紙に仙石・関西・阪和・紀勢線などダイヤ改正と書かれています。
早速その概要を参照してみますと、阪和線のダイヤ改正で一部快速電車を6連から8連にする他、紀勢本線のダイヤを改正しますとされています。
時刻を確認してみますと、快速電車の所要時間が58分となり、それまでの63分運転から少し早くなっています
優等列車については、1月に運転されていた7:00台の臨時列車が運転されない以外は、基本的な変更は無さそうです。
ただ、臨時列車の運転日数が全体に減少傾向にあるようです。






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